水資源は人間を含めた生物の生存に不可欠な要素です。しかし、私たちの生活で容易に利用可能な淡水は地球上の水のわずか0.01%しかありません。世界の人口増加や経済発展を背景に、水ストレス※2の増大や水質汚染が問題となっており、近年、世界的な気候変動の影響による干ばつや洪水等の災害も世界で多発しています。
さらに、世界の食糧需要は今後15年間で20%以上増加すると予測され、水資源の枯渇は農作物不作による飢饉頻発のリスクにもつながるため、安全な水の確保は、国連の17からなる持続可能な開発目標(SDGs)の一つとなっています。
今後も東レグループは、「すべての製品の元となる素材には社会を本質的に変える力がある」との信念の下、水資源問題や気候変動を含む地球規模の課題の解決に貢献すべく取り組みを積極的に推進し、社会全体のサステナビリティ実現に力を尽くしてまいります。