トップコミットメント

わたしたちは
新しい価値の創造を通じて
社会に貢献します

東レ株式会社 代表取締役社長日覚昭廣

地球温暖化の進行、人口増加に伴う食料・水の不足、資源・エネルギーの持続可能性、安全・健康への不安―持続可能な社会を実現していくには、解決しなければならない課題が山積しています。これらの社会的課題の解決に貢献することが、企業にも強く要請されています。今こそ、日本企業の伝統である「公益資本主義」の姿勢、すなわち、広く社会に貢献することを目指す姿勢が求められているといえます。
東レグループは、1926年の創業以来、一貫して「社会への奉仕」を存立の基礎とし、株主のみならず、従業員・顧客・取引先・地域社会など、あらゆるステークホルダーに利益をもたらすため事業運営を行っています。
気候変動に関する「パリ協定」や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」で示された国際的な共通課題の解決に向けても、社会の公器である企業として、全力を尽くしていきます。

東レグループは、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の実現を目指し、世界が直面する「発展」と「持続可能性」の両立をめぐる様々な難題に対し、革新技術・先端材料を通じて本質的なソリューションを提供していくことが使命だと考えています。2018年7月には、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」を策定し、東レグループがこれまで推進してきた事業の考え方や中長期的な取り組みをあらためて示した上で、2050年に向けて東レグループが目指す世界像と、その実現に向けて取り組む課題と具体的な目標を表明しました。
また、経営戦略においては、長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020”のもと、持続的に収益を拡大する企業グループを目指して経営活動を進めており、その実現に向け、2017年度からの3か年計画として、中期経営課題“プロジェクトAP-G 2019”に取り組んでいます。
基本戦略のひとつである「成長分野での事業拡大」では、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する「グリーンイノベーション事業」と、医療の質向上、医療現場の負担軽減、健康・長寿に貢献する「ライフイノベーション事業」を全社横断プロジェクトとして推進しています。

東レグループでは、事業拡大とCSRは成長の両輪であるとの考えのもと、CSRの推進を経営の最優先課題のひとつと位置付けています。そこで中期経営課題と推進期間を同じくする「第6次CSRロードマップ」を策定し、それに基づいて、「企業倫理と法令遵守」「人権推進と人材育成」「安全・防災・環境保全」などの取り組みを推進しています。最終年度となる2019年度は「第6次CSRロードマップ」で示す活動目標の達成に向け、着実に取り組みを進めてまいります。

すべてのステークホルダーの皆様に東レグループのCSR活動を理解いただくために、2018年度の成果や取り組み状況をまとめました。多くの皆様にご覧いただきたいと思います。

2019年9月