社長ごあいさつ

2026年4月、東レは創業100周年を迎えます。

どのように節目を迎え、その先をどう進むのか。
全役員・全社員が未来への強い意思と決意を持ち、
東レグループ一丸となって、
社会から愛され信頼される企業経営、事業運営に取り組んでまいります。

東レ株式会社 代表取締役社長大矢光雄

   

価値創造による新たな飛躍の3年間に

平素より、東レ株式会社ならびに東レグループへの格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

東レ株式会社は1926年、レーヨン糸の生産会社としてスタートしました。以来、基礎素材メーカーとして、新分野・新素材を開発し、市場を切り拓き、創業時の繊維に加えて、樹脂、ケミカル、フィルム、さらには炭素繊維複合材料、電子情報材料、医薬・医療、水処理・環境といった様々な分野において多くの先端材料、高付加価値製品を世界中に展開してまいりました。

現在東レグループは、売上収益約2.5兆円、国内外に300社以上のグループ企業を持ち、日本を含む世界の29カ国・地域で事業を展開しております。ものづくりの中核である日本国内で創出した高付加価値製品の用途開発を世界各地で行うことにより、グローバル規模の持続的な成長サイクルで収益拡大を図り、新中期経営課題“プロジェクト AP-G 2025”「革新と強靭化の経営」のもと、さらなる企業価値の向上を実現してまいります。

   

サステナビリティ経営で、100年企業のその先へ

わたしたちの事業活動は、自然環境をはじめ、社会から多くの恩恵を受けて成り立っています。今後も東レグループは、サステナビリティを重んじ、「安全・防災・環境保全」並びに「企業倫理・法令遵守」を最優先の経営課題に位置づけるとともに、社会に役立つ製品・サービスを提供することで、社会の恩に報い、ステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。

東レは、2026年4月に会社創立100周年を迎えます。大きな節目を前に、これまでの歴史を振り返るとともに、創業以来の志を大切に継承し、企業理念「わたしたちは 新しい価値の創造を通じて 社会に貢献します」のもと、新たな未来に向かって進んでまいる所存です。

引き続きこれまでと変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年6月