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すべての人に健康で衛生的な生活を
世界では高齢化などを背景に、健康寿命の延伸や医療の質の向上、介護や医療現場の負担軽減といった課題への対応が求められています。また、異常気象や自然災害、感染症など、世界規模で発生するリスクから人々の身を安全に守ることも、健康に生活を送るために取り組むべき課題です。東レは、「健康・長寿社会への貢献」、「医療の質向上、医療現場の負担軽減」、「人の安全への貢献」に焦点を当て、先端材料や革新技術で人々の健康に貢献する「ライフイノベーション事業」の拡大を推進しています。
健康・長寿社会への貢献
健康維持・増進、高齢者や障がい者のより生き生きとした生活、介護現場の負担軽減などに、東レグループの先端材料・革新技術が貢献しています。
機能繊維素材 hitoe®
我々が体から発している微弱な電気信号である生体信号を、無意識に近い状態で収集するための機能素材です。肌に優しく長時間の着用が可能で、スポーツ、作業現場、介護分野等への展開を進めています。
医療の質向上、医療現場の負担軽減
より質の高い医療の実現や医療現場の負担軽減のために、東レグループの医薬品・医療機器、医療機器用部材、医療用資材が貢献しています。
がん抗体医薬の新規開発 (TRK-950)
TRK-950は、東レが発見した新規癌治療標的を介してがん細胞に特異的に結合することで、がんを退縮させることを期待し開発している、東レが創出したモノクローナル抗体製剤です。欧米でのグローバルな臨床開発を展開中であり、First-in-class(画期的)のがん治療薬として、早期の承認取得を目指しています。
HotBalloon™アブレーション(焼灼)システム
HotBalloon™アブレーション(焼灼)システムは、発作性心房細動を対象として日本で開発された温熱バルーンカテーテルによるアブレーションシステムです。
特徴はバルーン部の柔軟性の高さにあり、患部に密着することで心房細動の原因を広範囲に焼灼して治療します。
バイオツール
ナノ分野とバイオ分野の要素を融合させ創り上げたDNAチップ 3D-Gene®(研究用)を製品化しており、さらに、これまでに培った血液中の遺伝子(メッセンジャーRNA、マイクロRNA)やタンパク質を高感度に検出できる技術をベースに、さまざまな種類のがんや 認知症、アレルギーなどの病気を早期に発見し治療に結び付けることで先制医療に貢献する次世代バイオツールの開発を進めています。
人の安全への貢献
感染症や異常気象(酷暑など)、災害、事故から人々の身を安全に守るために、東レグループの先端材料・革新技術が貢献しています。
LIVMOA® 感染対策衣
生地に独自の高機能防水透湿フィルムを活用することで、血液・ウイルスバリア性と快適性を両立しました。世界的な問題である感染症の予防対策において、医療従事者の安全性向上と身体的負荷低減に貢献します。