総合力を活かした研究・技術開発
東レは先端材料で社会に貢献する企業であり、コア技術をベースにした技術の極限追求と、革新技術の新展開を軸に、東レグループの総合力活用とオープンイノベーションで、地球の未来を拓いていきます。
特に注力しているサステナビリティイノベーション事業・デジタルイノベーション事業においては、組織横断的な活動や緊密な連携、技術交流など、融合が生まれやすい体制が不可欠です。
ニーズや技術の価値を正確に捉え、グループの総合力を十分に発揮していくことが、イノベーションに重要なファクターであるといえます。
総合力活用のしくみ
全ての研究・技術開発機能が集約されている技術センターが司令塔となり、コア技術に化工プロセス、エンジニアリング、分析・解析機能を加えた基盤技術と、各事業分野の固有技術を融合し、東レグループの総合力の極大化を図っています。これにより、研究・技術開発、重要技術課題解決の加速に繋げます。
要素技術力の強化〜要素技術連絡会〜
東レの技術基盤となっている要素技術の一層の深化と展開を狙い、重合、製糸、繊維高次加工、製膜、有機合成などの要素技術連絡会が活動しています。未来の東レを創る新しい要素技術として、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、データ科学なども設定しています。全16の要素技術連絡会が活躍中であり、東レの中の“学会” 的役割を担っています。
活動内容
- 当社技術力分析および他社との技術力比較
- 社内技術交流の推進(シンポジウム、勉強会等)
- 専門自主講座の企画・実行
- 大学との交流・推進
- 人材育成・技術力継承
- 技術施策への提言
推進体制
16の要素技術連絡会(分科会)が、組織・事業場を横断的に活動しています。
基幹技術
- 重合
- 製糸
- 製膜
- 繊維高次加工
- 機能膜
- 構造用材料
共通技術
- プロセス技術
- 有機合成
- 計算科学
- データ科学
新要素技術
- ナノテクノロジー
- 革新機能材料
- ポリオレフィン
- バイオテクノロジー
- フィルム加工
- 接着
オープンイノベーションの積極的な推進
基礎科学から生まれる独創的な知見・発想を取り入れ、多様なパートナーとの協創を図るべく、グローバルな産官学連携を積極的に推進しています。