中期経営課題
“プロジェクト AP-G 2025”
「革新と強靱化の経営」-価値創造による新たな飛躍-
2023年度から2025年度までの3年間を対象期間とする中期経営課題“プロジェクト AP-G 2025”(以下、AP-G 2025)は、「東レ理念」を起点として、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」に示す「「発展」と「持続可能性」の両立をめぐる地球規模の課題の解決への貢献」を通じた「持続的かつ健全な成長」の実現を目指し、その成長戦略を可能にするための価値創造、それを支える人材基盤の強化に注力して、投下資本効率、財務体質、人材の面から成長投資を可能にする経営基盤強化を進めます。
AP-G 2025では、「持続的な成長の実現」「価値創出力強化」「競争力強化」「『人を基本とする経営』の深化」「リスクマネジメントとグループガバナンスの強化」を基本戦略として掲げ、成長領域であるサステナビリティイノベーション(SI)事業とデジタルイノベーション(DI)事業の拡大、事業の高度化・高付加価値化および品質力・コスト競争力強化に取り組みます。同時に、財務健全性を確保するために、利益、キャッシュフロー、資産効率性のバランスに配慮した事業運営を行います。また、新たな成長軌道を描くために、高成長・高収益事業の拡大、低成長・低収益事業の構造改革を推進します。

2025年度の数値目標
1. 財務目標
2022年度実績 | 2025年度目標 | |
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売上収益 | 24,893億円 | 28,000億円 |
事業利益 | 960億円 | 1,800億円 |
事業利益率 | 3.9% | 6% |
ROIC*1 | 2.7% | 約5% |
ROE*2 | 5.0% | 約8% |
フリー・キャッシュ・フロー | 2,373億円 (3年間累計) |
プラス (3年間累計) |
D/Eレシオ | 0.62 | 0.7以下 (ガイドライン) |
AP-G 2025 為替レート前提:125円/US$
*1. ROIC=税引後事業利益÷投下資本(期首・期末平均)
*2. ROE=親会社の所有者に帰属する当期利益÷親会社の所有者に帰属する持分
2. サステナビリティ目標
2013年度実績 (基準年度) (日本基準) |
2022年度実績 (2013年度比) (IFRS) |
2025年度目標 (2013年度比) (IFRS) |
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SI事業売上収益 | 5,624億円 | 12,828億円 (2.3倍) |
16,000億円 (2.8倍) |
バリューチェーンへのCO2削減貢献量 | 0.4億トン | 9.5倍 | 15.0倍 |
水処理貢献量 | 2,723万トン/日 | 2.5倍 | 2.9倍 |
生産活動によるGHG排出量の 売上高・売上収益原単位 |
337トン/億円 | 35%削減*1 | 40%削減 |
日本国内のGHG排出量 | 245万トン | 21%削減*1 | 20%削減 |
生産活動による用水使用量の 売上高・売上収益原単位 |
15,200トン/億円 | 32%削減*1 | 40%削減 |
*1. 基準年度である2013年度の値は、2014年度以降に東レグループに加わった会社分を含めて算出しています。