2.今後の展望
東レのRO膜は、海水淡水化をはじめ、下水の浄化、工業用途など幅広く使用されており、グローバルな営業・生産・技術サポート体制を基盤に世界の水問題解決のため普及を進めています。これまでの累積出荷量は生産水量ベースで7,900万㎥/日以上であり、生活用水換算で5.5億人(世界人口の約7%)の需要量に相当します。
当社は、当社が目指す2050年の世界を示した“東レグループ サステナビリティ・ビジョン”や「持続的かつ健全な成長」の実現に向けた長期経営ビジョン“TORAY VISION 2030”の中で、安全な水の提供を東レグループが取り組むべき課題として掲げています。今後も、RO膜をはじめとした最先端の膜技術を提供し続けること、また需要地での技術サービスをグローバル規模で充実させていくことにより、産業拡大、人口増加により今後ますます水需要が拡大することが見込まれる中東地域における水問題の解決に貢献してまいります。
今回、当社がRO膜を納入する海水淡水化プラントの概要は以下の通りです。