「東レグループ荒川クリーンエイド」を実施しました

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2023.06.12

東レ株式会社


 
 4月22日、東京の荒川河川敷で、東レグループ社員ボランティアによる「第7回東レグループ荒川クリーンエイド」を実施し、社員家族も含む総勢46人が清掃活動を行いました。

 「東レグループ荒川クリーンエイド」は、CSR活動の一環として、NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムと連携し、2014年から始めた取り組みです。「川ごみ調査カード」にごみの種類を記録しながら細かく分別し、振り返りを行って、活動での気づきや今後の行動について共有する「調べるごみ拾い」を通して、河川敷のごみを減らすだけでなく、参加者が互いにコミュニケーションを図りながら、身近な自然や生物多様性に関心を持つこと、プラスチックごみ問題が私たちの暮らしとどのようにつながっているかを知ることに大きな意義があると考えています。

 今回の活動は、荒川クリーンエイド・フォーラムの今村事務局長による「河川/海洋ごみ問題」をテーマとした環境講話からスタート。河川や海洋ごみの現状や、ごみの生き物への影響、生き物が私たちの生活にどう関わっているかについて、たくさんの写真とユーモアたっぷりの話で、大人も子供も楽しみながら真剣に学びました。

 環境講話の後は、小松川公園・風の広場近くの河川敷(東京都江戸川区)に移動し、7チームに分かれて清掃活動を開始しました。約1時間の活動で、燃やすごみ27袋、燃やさないごみ1袋、ペットボトル26袋、缶、びんなど14袋の合計68袋、約110kgのごみを参加者全員で拾いました。清掃活動中に、「荒川の生物多様性に触れよう」というテーマで自然観察教室も行いました。子供たちが捕まえた荒川に生息するいろいろな種類のカニを通じて、生物多様性保全の大切さについて考えることができました。

 今回の清掃活動で、特に印象的だったことは、マイクロプラスチックが大量に出てきたことです。このマイクロプラスチックは、上流から流れてきたプラスチックごみが、紫外線などの影響で劣化し、波などによって細かくなって漂着・集積したものだと考えられています。活動後の振り返りで「どれだけ取ってもキリが無い」という感想に、参加者もうなずいていました。

 実施後のアンケートでは、「環境講話を聞いた上で、荒川清掃活動を実地で行うことで、課題をより具体的に体感することができた」「この活動に参加した人は二度とポイ捨てをしないと思う」「ゴミ袋の量を見て達成感があった」「子供が自然観察教室をとても喜んでいた」といった感想がありました。

 自然と人間が共生する社会を実現していく活動として、今後も定期的に開催したいと思います。

■「荒川クリーンエイド」: https://cleanaid.jp
「クリーンエイド」とは、「Clean クリーン(きれいにする)+Aid エイド(助ける)」の造語で、ごみを拾って、自然を助ける(豊かにする)活動です。


荒川クリーンエイド・フォーラムによる環境講話


次々に見つかるペットボトルなどのごみ


大量のマイクロプラスチック


自然観察教室
 

清掃活動前に班ごとにKYと安全確認

全員で清掃活動

チームごとに振り返りを実施
 

集合写真