リサイクルポリエステル繊維普及促進活動をスタート

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2023.04.20

マレーシア東レグループ


 

 東レグループは、中期経営課題“プロジェクトAP-G 2022”の中で、サーキュラーエコノミーの実現を重要課題として掲げ、それに向けて、リサイクルポリエステル繊維“&+”の普及促進のための活動を始めました。現在、マレーシア東レグループも東レ本社での取り組みに倣い、マレーシアにおいてサーキュラーエコノミーの概念をPRしています。

 私たちは、地元ペナン州政府のグリーン活動をはじめ、環境NPO法人のPenang Green Councilやマレーシア国内のリサイクル・製造業者と提携し、まずはペナン州内にある学校から、ミネラルウオーターの使用済みペットボトルを回収できるよう調整しています。回収されたペットボトルはフレーク状、さらにはチップに加工され、Penfibre社(PFR社)が生産するポリエステル短繊維の原料として使用されます。その後、このポリエステル短繊維は、Penfabric社(PAB社)での紡績・織布工程を経て、シャツやスーツ用生地に生まれ変わる予定です。

 このプロジェクトのソフトローンチとCSR活動を兼ねて、マレーシア東レグループは2月3日、リサイクルポリエステル繊維を使用した制服用シャツ150枚をペナン州のAik Hua小学校に寄贈しました。PAB社のTeoh営業担当取締役、Toray Industries (Malaysia)社(TML社)のHunシニアコンサルタント、教育委員会委員が同席の下、Teh在マレーシア国東レ代表とPAB社の西村副社長からGary Choot教育委員会委員長とTey校長にシャツが手渡されました。

 ペットボトル回収の本格的なプロモーション活動は、3月21日にChowペナン州首相が州内の児童に使用済みペットボトルの回収促進を呼び掛ける、「Toray &+ Recycling Competition 2023」のスタートと共に始まりました。この取り組みが定着し、リサイクル繊維が普及することを願っています。
 




3月21日から始まった「Toray &+
Recycling Competition 2023」のポスター
 
 


マレーシア東レグループ関係者と学校関係者。Teh代表(左から4人目)から教育委員会委員長に、
西村副社長(左から5人目)から小学校校長にシャツが寄贈されました