国際生物学オリンピック日本代表生徒がメダル獲得

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2022.11.22

東レ株式会社


 7月10日~18日、「国際生物学オリンピック※1(以下、IBO)」の第33回大会がエレバン(アルメニア)で開催され、日本代表として4人の高校生が参加しました。当社はCSR活動の一環として、将来の生物学を担う人材を育成する観点から、公益財団法人日本科学技術振興財団を通じて生徒派遣を支援しています。IBOは、実験問題と理論問題が課される個人戦で、成績優秀者には金メダル(参加者のおよそ1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)が授与されます。
 全国3,080人の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれた日本代表の生徒4人は、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会のプロジェクトチームによる特別教育を受け、国際大会に挑みました。その結果、IBO2022では59カ国・地域から237人の高校生が参加する中、金、銀、銅のメダルを1個ずつと優秀賞を獲得しました。
 IBO2022最終日の7月18日には、2023年のIBOに参加する日本代表を決める第一次予選がオンラインで開催され2,938人が参加しました。
今後も、若い才能が生物学の奥深さにふれ、国際舞台で実力を存分に発揮することを期待したいと思います。

*1.「国際生物学オリンピック」(International Biology Olympiad:IBO):
生物学に関心を持つ高校生を対象とした国際的なコンテスト。1990年以降毎年7月に開催されている。日本は、2005年に開催された「第16回IBO中国/北京大会」で初参加を果たし、それ以降毎年参加している。
 

IBO2022に出場した日本代表の4人(写真提供:国際生物学オリンピック日本委員会)