「黒船祭」に協賛、日米両国のパートナーシップを祝福

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2022.10.06

Toray Plastics (America)社(TPA社)



 1854年、TPA社が所在するロードアイランド州出身の米国海軍のペリー提督は、日米初の条約となる神奈川条約の交渉を行い、これにより2世紀にわたる日本の鎖国に終止符が打たれました。この歴史的な出来事を記念して、日本では80年以上前から静岡県下田市で、米国では39年前からロードアイランド州で「黒船祭」が開催されています。
 TPA社は、ロードアイランド州で開催される黒船祭に20年以上協賛してきました。今年の祭りは6月10~12日に開催され、日本の美術工芸品、和太鼓、武道などが披露されました。TPA社は、11日に同州NewportにあるSalve Regina大学内の施設で開催された祝賀会のメインスポンサーとなり、両国の友情、文化、親善、経済パートナーシップに感謝の意を表しました。
 TPA社の黒川会長は開会の挨拶で、「東レはロードアイランド州に進出した当初、米国市場についてほとんど知りませんでした。しかし現在、私たちは技術のトップ企業として国際的に認知されるようになりました。この成功は、当社の企業文化や日米それぞれが持つ特性によるところが大きいと考えています。日本には、完璧を求める緻密な計画性と、改善への絶え間ない取り組みという強みがあります。そして米国には、ピンチをチャンスに変え、チャンスを成功につなげる、偉大な創造性とチャレンジ精神があります」と述べました。
 祝賀会には、TPA社のRoy社長をはじめとする役員も出席しました。そして黒船祭りの最終日には日米の関係者や黒川会長出席の下、記念式典が行われ、ペリー提督の墓に花輪が捧げられ、幕を閉じました。

 

祝賀会で開会の挨拶をするTPA社の黒川会長

祝賀会で行われた鏡開き。
大森在ボストン日本国総領事(左端)、
TPA黒川会長(左から2人目)、
ロードアイランド日米協会Viner会長(右端)