荒川河川敷清掃「荒川クリーンエイド」に参加

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2022.06.20

東レ株式会社


 4月23日、CSR推進室の社会貢献グループは、NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムが東京都江戸川区で開催した「荒川クリーンエイドin下平井水辺の楽校」に参加し、河川敷の清掃活動を実施しました。
 「荒川クリーンエイド」とは、埼玉県と東京都を流れ、東京湾に注ぐ荒川の河川敷で、さまざまな人たちがごみを拾いながら、河川ごみや水質、自然回復などの問題を考えて、豊かな自然を取り戻そうとする活動です。今回は、同NPOが一般の方に募集をかけて開催したもので、他社のボランティア社員やその家族、大学生、高校生など総勢80人で活動しました。
 「荒川クリーンエイド」の活動は「調べるごみ拾い」といって、ただごみを拾うのではなく、「川ごみ調査カード」にごみの種類を記録しながら細かく分別していくことが特徴です。約1時間の活動で、燃えるごみ23袋、ペットボトル12袋、その他、燃えないごみ、缶、びんなど合計50袋、約175kgのごみを参加者全員で拾いました。
 拾ったごみの多くが、別の場所で捨てられて流れてきたものや、潮の満ち引きの影響で漂着・集積したものといわれています。水中にはまだまだたくさんのごみがあり、それらがいずれ東京湾に流れ出て、ずっと海を漂い続けることを考えると、ものは正しく利用し、正しく廃棄しなければならないことを実感しました。
 ごみ拾いの後は、「下平井水辺の楽校」で、荒川に生息するスズキの稚魚やシジミ貝の観察を行いました。「水辺の楽校」は、人間と環境の関わりについての理解を深め、豊かな人間性を育んでいくために、市民団体や河川管理者、教育関係者などが一体となって、地域の身近な水辺における環境学習や自然体験活動を推進するため、国土交通省、文部科学省、環境省の3省が連携して進めているプロジェクトです。今回の会場となった荒川の下平井以外にも全国280カ所以上が登録されています。
 東レグループでは、2014年からNPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムと連携し、「東レグループ・荒川クリーンエイド」を開催してきましたが、2020年度、2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止としました。
 今後、感染症の状況を鑑みながら、可能な形での開催を検討していきたいと思います。


◆荒川クリーンエイドのウェブサイトで紹介されている当日の様子
 https://cleanaid.jp/activity-report/2022/04/20536.html

◆国土交通省 水辺の楽校プロジェクト
 https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/main/kankyou/gakkou/index.html

 

散乱するごみ。土に埋もれかけたビニール袋などもありました
 

草むらをかき分けるとたくさんのペットボトルが見つかりました

荒川に生息しているシジミ


参加者全員で拾ったごみ