「Toray Forum India 2022」をニューデリーで開催

facebookでシェアする twitterでシェアする Linkedinでシェアする

2022.06.20

インド東レグループ


インド東レグループは4月22日、ニューデリーのホテルThe Claridge’sにて「Toray Forum India 2022」を開催し、近隣・遠方の都市から集まった80人の招待客と社員(ステークホルダー51人を含む)が出席しました。
 「Toray Forum India」は、多くのステークホルダーに東レの企業理念、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」、研究開発、技術、先端材料、カスタマーソリューションを知っていただき、インドにおける東レのブランドイメージを構築することを目的に、2019年に初めて開催しました。今回の第2回フォーラムは、その第1回フォーラムの趣旨を引き継ぐもので、「Sustainability-Clean Air」をテーマに行いました。
 東レの日覺社長のビデオによる歓迎メッセージで開会すると、インドの大気汚染の専門家であるとともに公共政策の立案者で、インド国内外に大きな影響力を持つ3人によるスピーチがありました。いずれもその分野で高く評価されているBarun Aggarwal氏とPratima Singh氏はスピーチを、Tanushree Ganguly氏は基調講演を行い、「大気汚染は非常に複雑な現象であり、地域や時代によって異なるため、一つの解決策がすべての状況に当てはまるわけではない。むしろ、発生源での予防、東レのエアフィルターのようなソリューション、大気汚染モニターの普及による測定と対策実施、そして政府・都市・農村の人々の意識改革など、多方面からのアプローチが、人々の行動を変え、大気汚染に取り組む上で非常に重要である」とのメッセージを発信されました。フォーラム参加者の多くは、家庭やオフィス、工場でPM2.5やPM10の汚染を最小限に抑えたいと望んでおり、熱心にメモを取っていました。
 特別講演を行った、在インド日本大使館の河津次席公使は、東レが研究開発した先端材料によるソリューションはインド社会にクリーンな空気を供給する一助になると評価されました。また先ごろ調印された日印首脳会談では、両国首相が気候変動対策の目標について話し合い、協力を約束したことをお伝えになりました。そして上記目標を実現するためには、官民の強い連携が必要であり、東レの先端技術や先端素材を活用した環境ソリューションに期待していると述べられました。
 東レの環境・アメニティー製品事業部門の伊藤部門長は、東レのエアフィルター事業を紹介し、東レのインドでのエアフィルター事業にエアフィルターの既存顧客だけでなく潜在的な顧客も興味を示していると述べました。製品展示コーナーでは、エアフィルター、水処理、エンジニアリングプラスチック、不織布関連製品を展示。経済成長が堅調で、世界で最も汚染が深刻な20都市のうち14都市がインドにあることから、東レのエアフィルター事業は今後も長期にわたって2ケタ成長を続けると予想されています。
 インド東レグループは今後も引き続き「Toray Forum India」の継続的な開催をはじめ、さまざまな方法でインドにおける東レのプレゼンスとブランドイメージの向上に努めてまいります。



東レの日覺社長による歓迎の挨拶
 

会場の様子

特別講演をする河津次席公使


東レのエアフィルター事業の概要を説明する伊藤部門長
 

招待客に東レの先端技術と先端素材を紹介するTID社のエアフィルター担当者

当日の3人のゲストスピーカーと登壇者。左から、末永在インド国東レ代表、伊藤部門長、Ganguly氏、Singh博士、Aggarwal氏、TID社の山口社長、鄭スパンボンド事業部門長


東レの伊藤部門長(前列中央)とインド東レグループの社員