第28回贈呈式を開催

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2022.04.27

インドネシア東レ科学振興財団(ITSF)



 インドネシア東レ科学振興財団(ITSF)では、第28回贈呈式を3月16日に執り行いました。今年も昨年同様新型コロナウィルス感染の影響でウェブ会議にて開催した贈呈式では、ITSF理事のBambang教授が開会の挨拶をし、来賓の金杉駐インドネシア日本国大使、Nadiem教育文化研究技術大臣、Handoko同研究イノベーション庁長官から祝辞をいただきました。
 金杉大使は、東レが日本企業としてITSFを通じて長年インドネシアの科学技術発展に貢献し続けていることに感銘を受けたと述べられました。Handoko長官もインドネシア政府としてITSFの貢献に対して感謝の意を表され、Nadiem大臣は科学教育賞で活性化される革新的な科学教育は、インドネシア教育文化研究技術省の「自由学習」プログラムと同様の狙いであり、意義深いと称賛されました。 ITSF名誉会長である日覺社長も、ビデオメッセージで受賞者に祝辞を送りました。
 本年の贈呈式では、18人の研究者に科学技術助成金、10人の中学校・高校の教師が科学教育賞、をそれぞれ授与しました。前日3月15日には同じくウェブ会議にて昨年の研究助成者の報告会を行いました。報告会は、物理・工学、化学・バイオテクノロジー、生物・環境と3つの分科に分け、各助成金の受賞者が研究結果を報告。選考員、審査員および参加者と深く議論しました。また、2月19日には科学教育セミナーを開催し、セミナーでは今年、科学教育賞を受賞した8人の方が各自開発した教材の発表を行いました。
 


ITSF理事会のメンバーおよび選考員と一緒にウェブ画面に映った受賞者の皆さん


Indonesia Toray Synthetics社(ITS社)でITSF贈呈式を視聴している様子