合繊糸・綿(わた)・不織布の価格改定(値上げ)について

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2021.12.20

東レ株式会社



 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣)は、この度、衣料用・産業用の各分野へ販売するナイロン6(長繊維)、ナイロン66(長繊維)、ナイロンBCF糸(長繊維)、ポリエステルの糸(長繊維)・綿(短繊維)、及びポリエステル長繊維不織布について、2022年1月出荷分から価格改定(値上げ)を実施します。
 価格改定(値上げ)幅は、素材に応じて、+20/kg~50円/kgとなります。詳細は下記をご覧ください。


 現在の合繊原料の価格動向は、ナイロン6原料のカプロラクタム及びナイロン66原料のヘキサメチレンジアミン、ポリエステル原料の高純度テレフタル酸とエチレングリコールを中心に、今春以降、高値圏での推移が続いています。原油価格は、世界的な景気回復に伴う需要増加と、産油国による増産抑制を受けた需給のひっ迫懸念により、当面の間、価格の高止まりの解消は見込めず、合繊原料においても、国内サプライヤーを中心に更なる追加値上げの動きも見られます。
 更に、輸送用コンテナ不足の深刻化を背景とした国内、海上運賃の高騰や、副資材および用益・燃料などのエネルギー価格の上昇も加わり、今後もコストの高止まりが改善する見通しは立っていません。

 このような環境下、東レは中期経営課題"プロジェクトAP-G 2022"において「トータルコスト競争力強化プロジェクト(NTCプロジェクト)」を推進し、固定費および比例費のあらゆる項目について徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続けています。
 しかしながら、現在の原料価格の高止まりと急激な各種コストの高騰は、これらの努力で吸収できる範囲を超えており、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案をおこなう体制の維持・推進のためにも、今回の値上げ実施を決定しました。

 今回の値上げに関する詳細は次ページの通りです。

1.対象商品・価格改定(値上げ)幅
 

衣料用ナイロン6長繊維 +30~50円/kg
衣料用ナイロン66長繊維 +30~50円/kg
産業用ナイロン6長繊維 +30~50円/kg
産業用ナイロン66長繊維 +30~50円/kg
ナイロンBCF糸 +30~50円/kg
     
衣料用ポリエステル長繊維 +20~40円/kg
産業用ポリエステル長繊維 +20~40円/kg
ポリエステル短繊維 +20~40円/kg
  
ポリエステル長繊維不織布 +20~40円/kg


2.改定時期
2022年1月出荷分から実施


以 上