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“ウルトラスエード”の無償提供で多摩美術大学生の創作活動を支援 
~「ウルトラスエード・デザイン・クッキング」を開催~

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2021.08.18

東レ株式会社

 ウルトラスエード事業部は、多摩美術大学内に設置された国内初の素材研究室CMTEL(color/materials/trends/exploration laboratory)が主催するワークショップ「ウルトラスエード・デザイン・クッキング ~東レ+多摩美術大学素材探究プログラム~」に“ウルトラスエード”を提供しました。6月23日に最終報告会が行われ、同ワークショップに参加した学生たちから、斬新な発想による“ウルトラスエード”へのさまざまな実証実験の説明と、その結果から生まれた制作物が発表されました
 今回の多摩美術大学との取り組みでは、素材についての基本情報の講義、中間報告会、最終報告会の3回からなるワークショップを2カ月にわたって行いました。学生による実験結果や制作物は、切る、貼る、引き裂く、縫う、焼くなどの実験が加えられ、砂漠で沈まないサンダルや空気を含んだ積み木、焼いて作った帽子など、いずれも“ウルトラスエード”の特性を生かしながら、新しい感性を表現した素晴らしいもので、東レから参加した関係者も新たな刺激を受けました。
 ウルトラスエード事業部の部長は、報告会の挨拶で、「発想がどれも新しく、“ウルトラスエード”はまだまださまざまな表現ができる可能性を持つ素材であると改めて気づかせてくれ、とても感動しました。将来皆さんがプロのアーティストやデザイナーとなり、“ウルトラスエード”を使ってくれるようなことがあれば大変うれしいです」と、コメントしました。
 今回提供した“ウルトラスエード”は社内で不用となった生地サンプルや試験反であり、これまで廃棄するしかなかったものを学生の皆さんに有効活用していただくという循環型社会に向けた「リユース」の取り組みでもあります。
 “ウルトラスエード”は2016年に北京(中国)の高等教育機関での素材授業の実施と卒業制作に向けた素材提供を始めたことを皮切りに、国内外の著名なファッションやデザインに関係する教育機関に対し、継続的に“ウルトラスエード”についての情報提供と素材の無償提供をしています。また、ファッションを中心とする若手デザイナーの育成支援を目的とした海外のファッションイベントやアワードへの協賛など、次世代のデザイナーへの支援活動を積極的に行っています。
 ウルトラスエード事業部は今後も教育機関への素材提供や支援活動を継続して行っていきます。
 なお、参加者の作品は8月24~28日、9月6日~18日(日曜定休)に東京ミッドタウン(東京都港区)にある多摩美術大学の情報発信センターTUBで展示され、中高生を対象としたワークショップの開催も予定しています。