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日本国内におけるポリエステル長繊維不織布「アクスター®」増産について

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2021.07.15

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、このたび、集塵用フィルターや建材などに使われるポリエステル長繊維不織布「アクスター®」について、滋賀事業場(滋賀県大津市)での増産を決定しました。
 
 工業用集塵フィルター用途は、中国・新興国市場を中心とする環境規制強化に伴い、より集塵効果の向上や圧力損失の低減につながる高性能フィルター素材への要求が高まっております。また建材用途では、近年の激しい天候の変化を受け、長期耐久性や品質安定性を求める声が大きく、高性能素材のニーズが高まっています。
 
(アクスター®が使われた工業用フィルターの例)

 東レの繊維事業では2020年にスタートした、中期経営課題“プロジェクトAP-G 2022”の中で、不織布事業を成長領域と位置付け、事業拡大に取り組んでいます。その中でポリエステル長繊維不織布「アクスター®」事業では、前述の環境規制強化に伴う工業用フィルター需要の拡大に対応した高性能フィルター素材の開発に取り組み、剛性と均一性に優れた次世代商品の開発に成功しました。そこで当社はこれを機に「アクスター®」の生産体制を拡充し、グローバルな顧客ニーズの増加に的確に応え、主力用途である工業用集塵フィルターや、もう一つの主力用途である建材用途において、当社独自の高付加価値素材による事業拡大を目指してまいります。

 東レは、地球環境問題や資源・エネルギー問題に対しソリューションを提供するグリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクトの中で、サステナブルな社会の実現に向けて、省エネルギーやバイオマス、リサイクル、空気浄化などの幅広い分野で事業拡大に取り組んでいます。今後も、革新技術・先端材料の提供によって、世界が直面する「発展」と「サステナビリティ」の両立をめぐる様々な課題解決に貢献してまいります。

<ご参考> 
アクスター® の詳細は以下のウェブサイトをご参照下さい。
「東レ 産業用繊維サイト」 www.toray.jp/mf/product/axtar/
以 上