東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、学校法人多摩美術大学(所在:東京都世田谷区、理事長:青柳 正規、多摩美術大学学長:建畠 哲、以下「多摩美大」)内に設置された国内初の素材研究室CMTEL(color/materials/trends/exploration laboratory)が主催するワークショップ“ウルトラスエード®・デザイン・クッキング ~東レ+多摩美術大学素材探究プログラム~”にウルトラスエード®を提供しました。
この度、6/23(水)に最終報告会が行われ、多摩美大生の斬新な発想でウルトラスエード®に実験(切る、貼る、引き裂く、縫う、など)が加えられた成果物が発表されました。
今回の多摩美大との取り組みでは、生産デザイン学科の学生を対象に、素材についての基本情報の講義、中間報告会、最終報告会の3回からなるワークショップを2か月にわたって行いました。学生による実験結果や制作物は、いずれも新しい感性を表現した素晴らしいもので、当社関係者も今後の素材開発の参考になる新たな刺激を受けました。また、今回提供させていただいたウルトラスエード®は社内で不用となった生地サンプルや試験反であり、これまで廃棄するしかなかったものを学生の皆さんに有効活用していただく、という循環型社会に向けた「リユース」の取り組みでもあります。
ウルトラスエード®は2016年に中国北京の高等教育機関での素材授業の実施と卒業制作に向けた素材提供を始めたことを皮切りに、国内外の著名なファッションやデザインに関係する教育機関に対し、継続的にウルトラスエード®についての情報提供と素材の無償提供をしています。また、ファッションを中心とする若手デザイナーの育成支援を目的とした海外のファッションイベントやアワードへの協賛など、次世代のデザイナーへの支援活動を積極的に行っています。
東レは、ウルトラスエード®の提供を通じた教育機関への支援を通じ、ウルトラスエード®の「素材の進化で、まだ見ぬクリエイションを共に。社会をより豊かに、美しく。」のビジョンの元、東レグループの企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します。」の実現に向けて挑戦してまいります。
授業風景や発表された成果物については下記をご覧ください。