２年ぶりとなるタイ東レ科学振興財団（TTSF）贈呈式を３月１２日にバンコク市内のホテルにて開催しました。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催を中止しましたが、タイ国科学技術研究者の方々の努力にこたえるため、今年は参加者を受賞者に制限し、感染予防を徹底する中で開催、８８名が参加しました。
贈呈式では、冒頭、TTSF名誉会長である日覺社長からのビデオメッセージを投影し、受賞者への祝辞と、TTSFの活動を通じタイ国科学技術振興を支援し、タイと日本の友好親善に貢献していくとのご挨拶を頂きました。続いて、TTSF会長Yongyuth博士からの活動報告の後、この２年間の受賞者として、科学技術賞４人、科学技術研究助成４２人、中学校・高校理科教育の優れた先生方に対する理科教育賞１５人の表彰を執り行いました。
科学技術賞を授与されたKing Mongkut工科大学のNavadol博士による受賞者代表スピーチでは、TTSFからの表彰や研究助成はタイ国研究者の誇りであり、優れた研究成果を生み出す励みであるとの力強い決意が述べられました。
また、来賓の梨田在タイ日本国大使からは、２７年間にわたるTTSFの取り組みに感銘を受けているとの挨拶を頂き、最後に、式典委員長としてお招きしたSurayud枢密院議長からは、東レが長年にわたりタイで事業に取り組んできたこと、TTSFがタイの科学技術の発展に貢献してきたことに対する深い感謝の言葉を頂きました。
