生物多様性保全の取り組み

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2020.10.08

東レ株式会社 東海工場

 東海工場では、ISO14001の環境方針にも掲げる生物多様性保全の取り組みの一環として、2019年に知多半島生態系ネットワーク協議会と「命をつなぐプロジェクト」(*1)に加入し、各団体と連携しながら自然共生・生物多様性保全活動を推進しています。
 今年度は愛知県の「あいち森と緑づくり生態系ネットワーク形成事業にかかる交付金」を活用して工場内の緑地にビオトープを造成する計画としており、8月17日に命をつなぐプロジェクト学生実行委員会やアドバイザーである住友林業緑化(株)とビオトープの造成に関する検討会を実施しました。
 東海工場が有する約9万4,000㎡の緑地は、海浜環境と内陸部の環境の双方の影響を受ける立地にあり、また、緑地の構成は潜在自然植生種(約50年前、地域の神社などから採取したドングリから育てた苗木を植生)あるいはそれに準じた常緑樹を基本としています。
 これらの環境を踏まえ、検討会では「命をつなぐプロジェクト」の豊富な知見やノウハウを活かしたアイデアを織り込みながら活発な議論がなされ、内容の充実した造成案をまとめあげることができました。
 今年度内をめどにビオトープの造成を進めていき、完成後は継続的に学生の活動のフィールドとして、また、社員への生物多様性保全活動の啓発の場などとして活用していく予定です。

*1.命をつなぐプロジェクト:知多半島を横断するグリーンベルトを主な活動拠点としており、産官学と学生が協働しながら生物多様性保全に取り組む団体