「国際生物学オリンピック」日本代表生徒が銀・銅メダル獲得

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2019.11.01

東レ株式会社

 2019年7月14~20日、ハンガリーのセゲドで「国際生物学オリンピック(*1)」の第30回大会が開催され、日本代表として4人の高校生が参加しました。当社はCSR活動の一環として、将来の生物学を担う人材を育成する観点から、公益財団法人日本科学技術振興財団を通じて生徒派遣を支援しています。
 本年、約4,200人の予選参加者の中から選び抜かれた4人は、3回の特別教育や、おのおのの地元の大学での個別教育を受け、特に実験の経験を積んで国際大会に挑みました。実験問題と理論問題が課される個人戦で、成績優秀者には金メダル(参加者のおよそ1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)が授与されます。今回は72カ国・地域から285人の高校生が参加する中、日本代表の生徒は全員がメダルを獲得しました(銀メダル2個、銅メダル2個)。
 来年は長崎県佐世保市で開催することが決まっています。それに参加する代表を決める第一次予選が7月14日に開催され4,340人が参加しました。今後も、若い才能が生物学の奥深さにふれ、国際舞台で実力を存分に発揮することを期待したいと思います。

*1.「国際生物学オリンピック」(International Biology Olympiad : IBO):
生物学に関心を持つ高校生を対象とした国際的なコンテスト。1990年以降毎年7月に開催されている。日本は、2005年に北京で開催された「第16回IBO中国/北京大会」で初参加を果たし、それ以降毎年参加している。

左から星野さん(栄光学園高等学校2年)、長谷川さん(灘高等学校2年)、椋木さん(灘高等学校3年)、小野さん(鳥取西高等学校3年)(写真提供:国際生物学オリンピック日本委員会)

左から星野さん(栄光学園高等学校2年)、長谷川さん(灘高等学校2年)、椋木さん(灘高等学校3年)、小野さん(鳥取西高等学校3年)(写真提供:国際生物学オリンピック日本委員会)