女子高校生が理系の仕事を体験「夏のリコチャレ2019」

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2019.10.29

東レ株式会社

 8月1日、地球環境研究所と東レリサーチセンター(TRC社)において、「夏のリコチャレ2019 東レ研究体験コース~科学の力で青い地球を守ろう!」の一般公募に当選した7人の女子高校生を受け入れました。
 滋賀、大阪、京都から参加した7人は、地球環境研究所で「世界で活躍する膜」について講義を聴いた後、白衣や安全めがね、マスクを着用して、若手研究者のサポートの下、実験室で機能性分離膜の作製を行いました。その後、実際に色水などを使って膜の性能評価を行い、実験の振り返りを行いました。お昼には、女性研究者と食事を取りながら、仕事の話や、理系に進もうと思ったきっかけ、大学生活など、今後の進路について気になることなどを聞き、交流を深めました。最初は緊張した雰囲気も、すぐに打ち解け、和やかな時間となりました。後半はTRC社に移動し、同社の「分析の仕事」についての講義、女性研究者による仕事紹介の後、分光器を使ったろ液の分析と走査型電子顕微鏡での膜の形態観察を行いました。
 参加した高校生からは「身の周りで役立っている技術について詳しく知ることができた」「実際に走査型電子顕微鏡を操作することができたのはとても貴重な体験だった」「女性研究者と話ができて、研究職という仕事について前よりも興味を持つことができた」などうれしい感想を頂きました。

※「夏のリコチャレ」は、内閣府・文部科学省・経団連の共催で、夏休み期間を利用して行われる主に女子学生を対象とした、企業・大学等によるイベント。理工系の仕事を体験させることで、科学技術系進路への興味関心や理解を向上させ、次代を担う女性の科学技術人材を育成することが目的。背景として、研究者に占める女性の割合が諸外国と比べて低いこと、理工系学部に進む女子学生が少ないことなどがある。

地球環境研究所の研究者と記念撮影

地球環境研究所の研究者と記念撮影

自分で作った膜で色水をろ過

自分で作った膜で色水をろ過

走査型電子顕微鏡も操作しました

走査型電子顕微鏡も操作しました

お疲れ様でした

お疲れ様でした