マングローブ林保全のための植林活動を実施

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2019.09.27

Toray Plastics Precision (Thailand)社 (TPPT社)

 TPPT社では5月25日に16人が参加して、Samut Songkhram県でマングローブ植林活動を実施しました。
 Samut Songkhram県はバンコクの東南にあり、TPPT社から約2時間の距離にあります。当日は会社からバスで植林場近くの船着き場まで移動し、そこから船に乗り換えました。船での移動中には、カニ、魚、猿などマングローブ林の恩恵を受けた豊かな自然の様子や、赤貝やカキの養殖で生計を立てる漁師の人々の生活を見ることができました。植林場では今回われわれは100本の苗木を植林。湿地帯は泥で歩きにくく大変でしたが、新しい体験に参加者たちは楽しそうでした。
 国連食糧農業機関(FAO)の報告書『The world’s mangroves 1980-2005』によると、世界全体のマングローブ林の半分以上はアジア・オセアニア地域にあると書かれています。マングローブ林の特徴は、一般の森より何倍もCO2を吸収する能力があるといわれています。また林のある湿地帯は海洋生物の産卵場となっており、マングローブ林の保全は食料や人々の現金収入源となる魚介類が増えることにもつながります。
 TPPT社は2013年の設立以来、従業員と管理職の関係を深めつつ、日本人出向者にタイについて理解を深めてもらえるような活動を行っています。今回のマングローブ植林活動もその一環で、こうした活動が社会貢献にもつながることはいうまでもありません。
 タイでは産業の発展に伴い、洪水、地球温暖化など環境問題も深刻になっています。TPPT社は世界の一員として、今後もタイや世界の環境保護のため継続してこのような社会貢献活動を促進していきたいと思います。

湿地帯はぬかるんでいて歩くのも大変でした

湿地帯はぬかるんでいて歩くのも大変でした

活動後に参加メンバーで記念撮影

活動後に参加メンバーで記念撮影

カキの養殖場にて

カキの養殖場にて

猿もいました

猿もいました