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2019.09.27
東レ株式会社
8月1~3日の3日間の日程で、(株)JTBと(株)リバネスと東レは、小学校3~5年生を対象とした宿泊体験型教室「青空サイエンス教室」を、河口湖にある「清水国明の森と湖の楽園」(山梨県南都留郡富士河口湖町)にて実施しました。 今年で5回目となる本プログラムに今年も多数の応募をいただき、抽選の結果40人の子供たちが参加。東京発着の企画にもかかわらず、今回も全国各地からご応募いただき、遠くは韓国や関西エリアからの参加もありました。宣伝室では4月の参加者募集の時期から公式Facebookページを通じて情報発信を行い、特に実際のプログラム実施期間中は随時その様子を写真や動画と共に発信しました。 「青空サイエンス教室」は、子供たちが理科を好きになるきっかけの場となることを願い開催するもので、大自然を教材に、楽しみながら自然科学の原理・原則を学んでもらおうというものです。サイエンスの驚きや感動がつまったキャンプ形式の幅広い充実したプログラムにリピーターや過去の参加者の兄弟姉妹による応募も多く、毎年募集定員を超えて抽選になるなど大変好評をいただいています。 今回も、河口湖畔での水浄化実験、モデルロケット制作、天体観測で土星の輪を見たり、さまざまな色に光るレインボーキャンプファイヤーなど、多彩な実験教室プログラムを実施。プログラムでは“トレカ”“エントラント”ナノスリットナイロンなど東レ素材も使いながら実験を行い、子供たちにも東レの素材を見て触ってもらいました。また東レアローズOBによるスポーツサイエンスの授業も実施しました。 最終日には、学んだことをみんなの前で発表する時間もあり、参加した小学生がひと回りもふた回りも成長した姿に、同行して一緒にキャンプ生活をしたわれわれも疲れを忘れ、その堂々とした発表に感動しました。 なお本企画は、(株)JTBが同社の親子で楽しめる自然体験・仕事体験などのホンモノ体験を提供するJTB「旅いく」プログラムの一環として旅行企画・実施されたもので、内容の企画を東レが、プログラム監修を(株)リバネスが担当しています。 日本ではいわゆる子供たちの「理科離れ」によって、国内で将来の研究者や技術者が育たず、技術力の低下やものづくりの基盤の弱体化につながっているのではないかという指摘があります。このような状況を受け、東レでは出張授業などの理科教育支援活動に加えて、宿泊体験型のプログラムとして「青空サイエンス教室」を提案し、(株)JTB、(株)リバネスらとともに企画・開催してきました。 われわれは、この取り組みが理科好きの子供を増やし、ゆくゆくは将来の科学技術発展を担う、次世代の人材育成につながることを願っています。来夏の募集については来年4月末から実施予定です。今年のプログラムの様子は公式Facebookでご確認いただけますので「青空サイエンス教室」で検索してください。
参加した子供たち
■初日の様子
森を探検して気になる動植物を採取
バイオミメティクス(生物模倣)マジックテープに生かされているオナモミの構造をじっくり観察
バーベキューは火を起こすところから始めました
天体観測では土星の輪がきれいに見えました
■2日目
朝はラジオ体操でスタート
河口湖畔での水浄化実験
東レの“エントラント”を使って。防水透湿ってどんな素材?
CFRPの薄い板に座って強度を確認
もちもちの食感を生むグルテンを抽出
東レアローズOBによるスポーツサイエンスの授業では理科の原理を使ってバレーボールに挑戦
レインボーキャンプファイヤー
■3日目
モデルロケットを制作して打ち上げました
最後の発表の時間。このキャンプで一番印象に残ったことをそれぞれ発表しました