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「研究者になるのに何の勉強が必要?」--岩手県大船渡市の中学生にキャリア教育を実施

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2019.08.27

東レ株式会社

 7月4日、岩手県大船渡市内の中学生を対象に、同市教育委員会主催「大船渡キャリアチャレンジデイ(*1)」というキャリア教育イベントが、大船渡市市民文化会館で開催されました。当社は第1回から毎年参加しており、8回目となる今回は電子情報材料研究所の宮崎主研が「研究者の意思・役割・能力」をテーマに、50分の講義・質疑を3回連続で実施しました。
 壁掛け式の電話からスマートフォンへの電話の進化を例に挙げながら、「未来を想像して現在とつなぐこと」が研究開発の本領であると話し、今までにないものや技術をつくるためには「情報収集」と「仲間をつくること」が大切であることを伝えると、生徒たちは熱心にメモを取っていました。質疑応答も「仕事でうれしかったことは何ですか?」「お給料をもらう以外に働く理由は何ですか?」「中学生のうちに身につけておいた方が良いことはありますか?」など、活発に行われました。
 宮崎主研は「生徒たちの真剣な表情から、意欲や熱意がとても感じられました。当社の社会貢献活動を身近に感じることができる大変良い機会でした」と感想を話しました。
 大船渡の子供たちの進路選択の一助となるこの取り組みに、継続的に参画して参りたいと思います。

*1.「キャリアチャレンジデイ」:東日本大震災の被害により、例年中学2年生が実施していた「職場体験学習」の受け入れ先が確保できなくなった岩手県大船渡市でスタートした新しい形のキャリア教育プログラム。2012年度にはこの取り組みが「文部科学大臣表彰」を受賞している。

講義をする電子情報材料研究所の宮崎主研

講義をする電子情報材料研究所の宮崎主研