岡崎工場で実施した安全アンケートの中で、約半数の従業員は「相互注意が苦手で十分にできていない」ことがわかりました。
このアンケート結果から「相互注意」は工場共通の弱みであると認識し、それができない理由について本音を調査したところ、「相手を注意するのは勇気がいる」「注意をしても素直に受け入れてくれない場合があった」などの回答がありました。
注意をする人と受ける人との間に目に見えない壁があったり、過去に嫌な経験をしたことがあったり、コミュニケーションがうまくできていない理由が明らかになってきました。
そこで、相互注意につながるコミュニケーション改善として、相手を思いやって「あぶないよ」と声を掛け、声を掛けられたら「(注意してくれて)ありがとう」と感謝の気持ちで応じる「あぶないよ・ありがとう(A・A)活動」(略称「(A・A)活動」)を岡崎工場全体で開始しました。
「(A・A)活動」はまだ開始したばかりですが、改善への思いを込めて標語やポスターを作成し、シンボルマークのステッカーを工場で働く全員がヘルメットに貼り付けして啓発しています。
一人一人がこの考え方に共感して実践し、思いやりと感謝の気持ちでルール違反のない安全な工場を目指します。