高校生が理系のお仕事体験 ――「夏のリコチャレ2018」

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2018.10.09

東レ株式会社

 7月31日10:30~16:30、滋賀の地球環境研究所と東レリサーチセンターにおいて、昨年に続き、「夏のリコチャレ2018 東レ研究体験コース~科学の力で青い地球を守ろう!」の一般公募に当選した8人の女子高校生を受け入れました。
 大阪、広島から参加した8人は、地球環境研究所で「世界で活躍する膜」について講義を聴いた後、若手研究者のサポートの下、実験室で分離膜の作製を行いました。その後、自分が作製した膜の性能評価を行い、実験の振り返りをしました。活動中にも活発な質疑応答が行われ、お昼は、女性社員と食事をとりながら交流を深めました。後半は東レリサーチセンターに移動し、同社の「分析の仕事」についての講義、女性社員による仕事紹介の後、社内を見学しました。また、紫外可視分光装置を使い、地球環境研究所で作製した膜でのろ液の分析と、走査型電子顕微鏡での膜の形態観察を行いました。
 参加した高校生からは「進路で少し迷っていたので、理系にはこんな仕事があるんだとわかり、これからのことにつなげていきたいです」「学校ではできない実験や、研究者の方たちとたくさんお話をする機会を設けていただいて、今後の進路についてとても参考になりました」「今後もまた開催してほしいです」などうれしい感想を頂きました。

※「夏のリコチャレ」は、内閣府・文部科学省・経団連の共催で、夏休み期間を利用して行われる主に女子学生を対象とした、企業・大学等によるイベント。理工系の仕事を体験させることで、科学技術系進路への興味関心や理解を向上させ、次代を担う女性の科学技術人材を育成することが目的。背景として、研究者に占める女性の割合が諸外国と比べて低いこと、理工系学部に進む女子学生が少ないことなどがある。