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「研究者になるのに何の勉強が必要?」 岩手県大船渡市の中学生にキャリア教育を実施

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2018.09.20

東レ株式会社

 7月5日、岩手県大船渡市内の中学生を対象に、同市教育委員会主催「大船渡キャリアチャレンジデイ(*1)」というキャリア教育イベントが、大船渡市市民文化会館で開催されました。当社は第1回から毎年参加しており、7回目となる今回は医薬研究所の白木主席研が「研究者の意志・役割・能力」をテーマに、50分の講義・質疑を3回連続で実施しました。
 白木主席研は講義で、「病気で苦しんでいる患者さんに、早く安心な新薬を提供すること」が自分の研究者としての意志であり、そのためには「信念を貫く強い心」「人の意見に耳を傾ける謙虚な心」「周囲との信頼関係を築く力」といった能力が必要であることを伝え、生徒たちは熱心にメモを取っていました。質疑では、「研究者になるのに何の勉強が必要ですか?」「次に考えていることは何ですか?」「会社でもっともうれしかったこと、苦しかったことは?」「責任が重いと感じたのはどんなとき?」など、多くの質問が出て、白木主席研は一つ一つ丁寧に答えていました。白木主席研は今回の参加を終えて、「今回の件は自分にとっても勉強になり、貴重な経験をさせていただきました」と感想を話していました。
 今後も当社は、大船渡の子供たちの進路選択の一助となるこの取り組みに、継続的に参画してまいりたいと思います。


*1.「キャリアチャレンジデイ」:東日本大震災の被害により、例年中学2年生が実施していた「職場体験学習」の受け入れ先が確保できなくなった岩手県大船渡市でスタートした、新しい形のキャリア教育プログラム。2012年度にはこの取り組みが「文部科学大臣表彰」を受賞している。