東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、「2050年に向け東レグループが目指す世界」、その実現に向けた「東レグループの取り組み」、及び「2030年度に向けた数値目標(KPI)」を盛り込んだ、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」を策定いたしました。
2050年には約100億人に達すると予想される人口増加や高齢化の進展、その中で厳しさを増していく気候変動、水不足、資源の枯渇など、様々な地球規模の課題が相互に関連しながら深刻化しており、「サステナビリティ(持続可能性)」は21世紀の世界における最重要の共通課題となっています。こうした中、パリ協定や国連SDGs(持続可能な開発目標)、ESG投資など、国際社会において、世界的課題の解決に向けた企業の貢献が期待されています。
東レグループは、1926年の創業以来、一貫して「社会への奉仕」を存立の基礎とし、素材には社会を変える力があると確信し、今日まで歩んできました。東レグループの使命は、世界が直面する「発展」と「サステナビリティ(持続可能性)」の両立をめぐる様々な難題に対し、革新技術・先端材料の提供によって、本質的なソリューションを提供していくことにあると考えています。
今回策定した「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」は、これら東レグループの事業推進による社会への貢献と、それに伴う環境負荷の低減の両面について、当社の考え方と中長期の取り組みを示すものです。
自らの成長によって、世界の持続可能性に負の影響を与えない努力を尽くすとともに、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」との企業理念の下、全世界のパートナーとともに、パリ協定や国連SDGs(持続可能な開発目標)をはじめとする世界的目標の追求のために、全力を尽くしてまいります。
「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」の主な内容は以下の通りです。