1. |
東レ科学技術賞 |
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濱田 博司 氏 からだの非対称性が生じる機構 |
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我々の体における内臓の位置は左右非対称である。氏は、マウスの発生において左側でのみ発現する遺伝子レフティーの発見を契機に、それまで全く不明であった左右非対称性の形成機構に関して数多くの業績をあげてきた。この発生生物学における先導的な成果が高く評価された。 |
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井ノ口 馨 氏 記憶の分子機構・回路形成に関する研究 |
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様々な記憶が固定化、あるいは連合し、知識や概念という精神活動が形成される。氏は、海馬に蓄えられた記憶が大脳皮質で固定化される仕組み、また、異なる記憶が連合し、より高次の記憶が出来る分子・細胞機構を明らかにした。これらの独創的成果は脳活動の理解や精神疾患などの予防、治療への波及も期待される。 |
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2. |
東レ理科教育賞文部科学大臣賞 |
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廣瀬 明浩 氏 熱機関を用いた中学校エネルギー分野の総合学習 |
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本考案は、17世紀に発明された揚水機に基づいて、中学校の授業に熱機関の実験装置を取り入れ、電気的エネルギー、熱エネルギー、力学的位置エネルギーの間の変換を教えるもので、変換効率の計算法も扱う。エネルギーについての総合学習に適しており、広く普及することが期待できる。 |
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