山形県の高等専門学校と高校で出張授業を実施

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2018.02.07

株式会社東レリサーチセンター

 10月20日と23日の2日間にわたって、山形県鶴岡市にある国立鶴岡工業高等専門学校の1年生160人、3年生160人の特別授業(総合科学の授業の一環)に協力しました。
 講師は東レリサーチセンターの杉山主席と鶴岡高専のOBでもある上野研究員が務め、1時間は学校の先生にもお手伝いいただき、ろ過実験を含めた環境教育プログラムを、残り1時間は講師の仕事に関するキャリア教育を実施しました。

 冒頭の講師からの「東レという会社を知っていますか?」の質問に対し、手を挙げた生徒が320人中15人程度、しかも皆さんバレーボールで知っているという暗たんたるスタートでしたが、ろ過実験はかなり興味を持って主体的に取り組んでもらうことができ、驚きの声や表情が多くみられました。また、今回は特別に同校卒業生の上野研究員から、会社での1日や生徒の皆さんへの期待などが述べられ、より具体的に将来について感じてもらうことができたのではないかと思います。
 最後に先生からは「今回の実験で体験した驚きや感動といった刺激が、未来のエンジニアを育てるうえで重要なことだと感じており、非常に満足度の高い講義だった」とのご意見を頂きました。

 また、11月2日には、山形県米沢市にある県立米沢興譲館高等学校の科学部が主催で、近隣の4つの高等学校と共に実施している「科学系部活動生徒交流・研修会」に特別講師として招かれ、講義を実施しました。
 講師は東レリサーチセンターの杉山主席が務め、1時間は学校の先生にもお手伝いいただき、ろ過実験を含めた環境教育プログラムを、残り1時間は講師の仕事に関するキャリア教育を実施しました。また、高校生から普段の部活動の活動内容に関するプレゼンテーションもあり、それぞれにコメントする機会も頂きました。
 初対面の生徒がグループを作って実験に取り組むということもあり、最初は緊張した面持ちでしたが、徐々に緊張がほぐれて、食塩水の蒸留の頃にはみんな打ち解けて楽しく取り組んでいたのがとても印象的でした。また、スーパーサイエンスハイスクール指定校ということもあり、理科実験室所属の教員の方が多数おられ、非常に円滑に授業を進めることができました。
 参加した生徒からは、「専門的で難しいことでも、もともとは自分がよく知っていることなんだと気付かされる話だった。また、自分たちのプレゼンテーションの改善点も教えていただいたので、これを糧にしてこれから研究していきたい」「講義によって自分の視野が広くなった気がする。身近な物事にもっと興味や関心を持ち、調べたりすることで知識が増えると感じた。また、プレゼンテーションの仕方も勉強になった」というコメントを頂きました。