パラツキー大学の学生工場見学受け入れと出張授業を実施

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2016.06.20

【チェコ】Toray Textiles Central Europe社(TTCE社)

 TTCE 社が位置するProstějov 市から北に約20km の所にあるOlomouc市には、中東欧最古のプラハ・カレル大学(1348 年創立)に次ぐ歴史を持つパラツキー大学(1566 年創立)があります。このパラツキー大学には、日本語学科があり、毎年100 人近いチェコ人の学生が日本語や日本文化について学んでいます。2013 年に完成した水なし平版新工場建設時に、同学科の学生に通訳や翻訳のサポートをお願いした縁もあり、この4 月に工場見学会などを通して学生たちに生きた日本語に触れる機会を提供しました。
 4 月8 日に同学科の学生9 人の工場見学を受け入れ、人事・総務部のZikmund 部長からチェコ語で東レグループや当社の概要について説明を実施し、日本人技術アドバイザーが日本語で工場を案内しました。そして工場の食堂にて日本のカレーライスを食べながら、日本人出向者と懇親を深めました。工場見学後には、学生は授業の一環として工場見学会について、実際のビジネスの現場で使われる日本語や様式を使って日本語でレポート作成をしました。
 また同月19 日には、『日本における理科離れの実態と企業の取り組み』をテーマに、奥村業務課長がパラツキー大学で日本語と英語を交えた出張授業を行いました。東レCSR 推進室の協力の下、日本で課題視されている理科離れという現象やそれに対する企業の取り組みについて説明を行いました。普段の日本語の授業では触れることのない単語や言い回しをメモする学生の姿が印象的でした。