弊社千葉工場(工場長 福冨功)が昨年12月に設置し、本年1月から試運転を開始したPRTR(*1)第7期自主削減設備(アクリロニトリル(以下、AN)等の揮発性有機化合物大気排出量自主削減設備)について、「環境の保全に関する協定書」に基づく事前協議を 行わなかったこと、また当該設備設置に関わる工事期間並びに試運転中の不調に伴うバックアップ措置並びに千葉県・市原市への報告を適切に行わなかったこと等が判明し、千葉県並びに市原市から改善指示書を頂きました。安全・防災・環境保全を最優先の経営課題とする弊社と致しましては、誠に恥ずべき事態で有り、深く反省しますと共に、千葉県並びに市原市から頂いたご指示事項を厳粛に受け止め、全力で改善に努める所存です。また、AN等揮発性有機化合物の大気排出量自主削減につきましても、引き続き重要課題として少しでも排出量を低減出来るよう努めて参ります。
本件の顛末と今後の取り組みについて、以下の通りご報告致します。
*1:化学物質排出把握管理促進法に基いて平成13年度から施行された「環境汚染物質排出・移動量登録制度」