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21世紀をリードする未来創造研究センターを整備 - 先端材料によるコトづくりで人の暮らしを豊かにするR&Dを強化 -

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2016.04.14

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、この度、創業の地である滋賀事業場に新たな研究拠点として、「未来創造研究センター」を整備します。
 当社グローバル研究のヘッドクォーターとして、未来社会に必要な機能や仕組を探究し、材料の強みを活かしたコトづくりの実現を目指す未来創造型研究・技術開発を推進・強化していきます。

 「未来創造研究センター」は、未来創造型研究の中枢としてアイデア創出機能を設ける「融合研究棟」と、そのアイデアに基づいた開発品の試作・評価・実証を推進する「実証研究棟」の2棟からなり、総延床面積は約16,800m2を計画しています。また、国際会議場、展示・デモエリア、オープンラボなどのイノベーション・ハブ機能を設置することによって、多様な分野のアカデミアや重要パートナーとの交流・融合・連携による戦略的オープンイノベーションを促進し、東レ独自の材料・技術を核とする最先端技術の融合を推進します。

 東レは1926年に創業し、創立30周年記念として滋賀に中央研究所(1956年)、創立35周年記念として鎌倉に基礎研究所(1962年)を開設し、時代を見据えて組織を改編しつつ、コア技術の高分子化学、有機合成化学を深化させ、多くの新製品を創出してきました。
 創立75周年記念として鎌倉に設立した先端融合研究所(2003年開所)は、ナノ・バイオの融合により、バイオツールや抗体医薬などの新領域を創出し、優秀人材の獲得にも大きな役割を果たしています。

 東レでは、成長分野・地域における事業拡大をグローバルに推進していくため、国内外の生産・販売拠点と連携した研究・技術開発を展開しています。
 今般の「未来創造研究センター」の整備は、創立90周年記念の一環として実施するものであり、滋賀事業場の旧中央研究所建屋を中心とする既存施設を刷新し、グローバル研究のヘッドクォーターとしての機能拡充を図ります。

 「未来創造研究センター」では、独自の高分子技術によるファインポリマー&ナノファブリケーションや、シミュレーションを駆使したコンピュータ&マテリアルサイエンスの融合により、先端医療、新エネルギー、分離システムなどグリーンイノベーション・ライフイノベーション分野における先端材料・デバイス・システムの創出に取り組み、人の暮らしを豊かにするR&Dを推進、強化していきます。

 東レは創業以来、「研究・技術開発こそ、明日の東レを創る」との信念に基づき、基礎研究・基盤技術の強化とともに、技術融合と極限追求により、先端材料の研究・技術開発を推進しています。今後も、コーポレートスローガンである"Innovation by Chemistry"のもと、長期的視点での革新的な先端材料の創出を通じて、持続可能な未来社会の実現に貢献してまいります。

以 上
新研究拠点「未来創造研究センター」の概要
1.施設概要
「未来創造研究センター」
(1) 「融合研究棟」: 延床面積 約7,600m2、3階建
(2) 「実証研究棟」: 延床面積 約9,200m2、5階建
2.所在地
滋賀県大津市(当社 滋賀事業場内)
3.竣工予定
2019年12月
4.主な機能・設備
(1) イノベーション・ハブ機能
国際会議場:200名収容、同時通訳ブース設置
オープンラボ
コンピュータラボ
展示・デモエリア
図書・交流エリア
(2) 研究者の日常的な対面コミュニケーションを促進する仕組み
ワンルーム型執務エリア:250名収容
オープンな各種打合せスペース(コミュニケーションブリッジ、打合せブース等)
(3) 省エネルギー配慮型設備
(4) 技術融合・極限追求を推進する各種実験室(クリーンルーム、フレキシブルエリア等)
<未来創造研究センター 外観>