大垣扶桑紡績では、製品である紡績糸を巻き取る際に「木管」という木でできた芯を使用していますが、昨年はこの木管の在庫管理を見直し、一本一本手作業で、曲がってしまったり傷が付いていたりする「不良木管」を選別しました。
その際に出た不良木管は、本来ならば産業廃棄物として処理するところですが、ただ捨ててしまうのではなく、有効活用ができないか社内で話し合った結果、両工場の花壇や記念植樹の際の樹木を囲う、ガーデニングに使用する案を採用しました。
木管には品種識別用に先端にさまざまな色が付いているため、色の付いている方が土の表面に出るように土に埋め込んでいき、植木の一本一本を囲いました。
また、同じく産業廃棄物として処理するところであった、原材料の梱包に使われる針金に木管を通してアーチを作り、樹木を彩りました。
このガーデニング活動は今後も継続していきたいと思っており、将来、構内で記念植樹の機会が増えるにつれて、より華やかになっていくことを楽しみにしています。