衛生講演会「ステップアップ!コミュニケーション力」を開催

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2016.01.12

東レ株式会社 愛知工場

 10月26日、全国労働衛生週間の一環で、疲労やストレスに対して自ら積極的に改善し、有効なセルフケアができるようになることを目的に、衛生講演会を開催しました。
 講師には中央労働災害防止協会(中災防)の山口先生をお招きし、愛知工場従業員40人が参加しました。
 講演では、自分の「考え方のクセ」を知ることの大切さや、短所が裏を返せば長所であること、「怒り・ひるみ・いやみ」それぞれのキャラクターに応じた「自己表現のコツ」を教えていただきました。
 また、相手を思いやったものの言い方でコミュニケーションをとることが、メンタルヘルス改善の鍵であることも再認識できました。
 愛知工場は、活気に溢れ、明るく、元気な工場であるために、今後も職場の改善と一人一人の心身の健康につながる活動を進めてまいります。

 

キャラの種類

キャラの特徴・例

自己表現のコツ

 
おこりキャラ
(つい怒ってしまう)
攻撃的な自己表現
 

相手が自分の思いどおりに行動しないことが許せずに、いつも上から目線で怒ってしまう。
例)
「何度言ったらわかるんだ!いい加減にしろ!」
 

・相手を一方的に攻めるのではなく、「私」を主語にして伝える。
・つらい気持ちを素直に打ち明ける。
・前向きなメッセージを伝える。

 
ひるみキャラ
(言えない、断れない)
非主張的な自己表現

相手に悪い気がしてホントはイヤなのに断れなかったり、伝えたいことを言い出せない。
例)
「どうせ言ってもわかってもらえないんだ」
「自分が我慢すれば収まるんだ」
 

・まず、NOのポイントを絞り、代替案を伝える。
・最初に「言いづらいんだけど」と前置きする。
・自己卑下の言葉は避ける。

いやみキャラ
(つい皮肉を言ってしまう)
非主張的かつ攻撃的な自己表現
 

不平不満についてきちんと話し合わずについイヤミな言葉が出てしまう。
例)
「誰かさんのせいでみんな迷惑してるよ」
「こんなんでよく役目が務まるよね」

・「皆、そう思っている」という言い方はせず、事実と自分の気持ちを伝える。
・自分と比較せず、具体的にほめる。

 
適切(アサーティブ)な自己表現
 

自分も相手も尊重し、自分の考えや気持ちをその場にふさわしい方法で伝える。
例)
「このままではまずいと思うよ」(具体的な確認方法や作業方法の見直しを提案する)
 

・事実と自分の気持ちを話す。
・遠まわしでなく、端的・具体的に話す。

(特定非営利活動法人アサーティブジャパンから)