<用語説明>
「敗血症」
感染に対する生体反応により引き起こされる臓器の機能不全状態のことで、エンドトキシン(細菌の構成成分毒素)が炎症反応の引き金として重要な役割を担っています。重症化すると敗血症性ショックに陥り、循環器、呼吸器などの機能障害を併発し、最後は多臓器不全で死に至る疾患です。
「急性腎不全」
腎臓の働きが急激に低下した状態を急性腎不全といいます。体液の状態を一定に保つことができなくなるため、血液浄化治療を行う必要があります。
「持続緩徐式血液濾過法」
時間をかけてゆっくりと血中から物質除去を行う治療法です。循環動態に与える影響が少ないという利点があります。