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当社連結子会社による韓国・ウンジンケミカル社の株式取得契約締結について

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2013.11.06

東レ株式会社

 東レ株式会社(所在地:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)の連結子会社である、韓国の「東レ尖端素材 株式会社」(英文名:Toray Advanced Materials Korea Inc.(略称「TAK」)、本社:大韓民国ソウル特別市、会長:李泳官、社長:金相弼)による韓国「ウンジンケミカル社」(英文名:Woongjin Chemical Co., Ltd.、本社: 大韓民国ソウル特別市、社長:Park Chankoo)の株式取得につきましては、優先交渉権が9月27日(金)に確定しておりました。その後の交渉の進展により、11月6日(水)をもって、TAKが、ウンジンケミカル社の株式56.2%を4,300億ウォンで取得することを、親会社である「ウンジンホールディングス」(英文名:Woongjin Holdings Co., Ltd.、本社:大韓民国ソウル特別市、会長:Yoon Seok-Keum)他と合意し、契約を締結しましたのでお知らせします。

1.株式取得の理由
 今回の株式取得は、ウンジンケミカル社の親会社であるウンジンホールディングスの経営および資金難を背景に、グループ再生施策の一環として、本年4月に同社株式56.2%売却の入札プロセスが開始されたことに対応したものです。
 本件の株式取得を行うTAKは、1999年に東レと韓国の株式会社セハン(当時)が合弁で設立した東レセハン株式会社を前身とする総合化学企業で、2010年に東レがセハン社の持ち分を全て取得し、現在は東レ100%の連結子会社となっております。
 ウンジンケミカル社は、セハン社が2008年にウンジングループに買収されて社名変更した会社であり、TAKとは1999年以前は一体会社であったことから同一敷地内に工場を有し、TAKに対し用役や福利厚生サービスの提供を行うなど、現在でも密接な関係が続いております。
 東レは、TAKによる同社株式の過半数取得により、ウンジンケミカル社の主力事業である繊維事業や、近年成長し収益力をつけてきている水処理フィルター事業などを傘下に入れることを通じて、TAKの事業基盤の拡大と強化が図られることや、東レグループ全体の事業展開において同社の戦略的な活用やシナジー効果の発揮が期待できることから、今回の株式取得を決定しました。
 買収完了後は、ウンジンケミカル社の有する経営資源や人材、技術力の強みを活かしながら、東レグループとしての一体運営による高付加価値品およびグローバル展開の拡大を推進し、最大限のシナジー効果を発揮することを目指して参ります。

2.株式を取得する子会社(TAK)の概要
(1) 社名    韓国名:東レ尖端素材株式会社
        英文名:Toray Advanced Materials Korea Inc.
(2) 所在地   大韓民国ソウル特別市
(3) 代表者   代表理事 会長(CEO):李 泳官
        代表理事 社長(COO):金 相弼
(4) 資本金   4,750億ウォン
(5) 出資比率  東レ100%
(6) 設立時期  1999年10月(2010年5月社名変更)
(7) 事業内容  PETフィルム、ポリエステル繊維、不織布、フィルム加工品、回路材料、水処理膜モジュール、炭素繊維の製造・販売

3.異動する子会社(ウンジンケミカル社)の概要
(1) 社名    Woongjin Chemical Co., Ltd.(韓国証券取引所 上場)
(2) 所在地   大韓民国ソウル特別市
(3) 代表者   CEO:Park Chankoo
(4) 資本金   2,372億ウォン
(5) 出資比率  ウンジンホールディングス46.3%
(6) 設立時期  1972年
(7) 事業内容  繊維、水処理フィルター、A-PETシート(無延伸フィルム)等の製造・販売

4.日 程
(1) 取締役会決議日 2013年9月27日
(2) 契約締結日   2013年11月6日
(3) 株式取得日   2014年1月(予定)
※株式取得日については、2014年1月を予定しておりますが、中国等、各地域の競争法に関する手続き完了後となるため、変動する可能性があります。

5.今後の見通し
 本件取引に伴う当社の連結業績への影響額については現時点では未定です。今後、開示すべき事項が発生した場合には、判明次第速やかにお知らせいたします。
 なお、当社は、本件の財務アドバイザーとして野村證券株式会社を、法務アドバイザーとして金・張法律事務所を起用しています。


以上