• HOME
  • ニュースルーム
  • バイオマス由来ポリマー素材・製品の統合ブランド “ecodear®”の展開について

バイオマス由来ポリマー素材・製品の統合ブランド “ecodear®”の展開について

facebookでシェアする twitterでシェアする Linkedinでシェアする

2013.04.15

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、このたびバイオマス由来の ポリマー素材・製品に関する統合ブランドとして “ecodear®” (読み:エコディア)を設定し、2013年度よりグローバルに展開を開始します。この統合ブランドの狙いは、東レが、繊維・樹脂・フィルムという 幅広い分野で、バイオマス由来ポリマー素材・製品事業の拡大を通じて環境問題へのソリューションを 実現していくという強い意志を “ecodear®” ブランドにより、世界に訴求し定着させていくことにあります。

 この統合ブランドの選定にあたっては、従来、ポリ乳酸(PLA)の製品ブランドとして展開していた “Ecodear®” (読み:エコディア)の定義を拡張し、東レが事業展開を行っているバイオマス由来ポリマー素材・製品全般に適用することとし、それに伴い新たなブランド ロゴを策定しました。
 
<“ecodear®”ブランド ロゴ>
<“ecodear®”ブランド ロゴ>

 化石資源の枯渇や世界規模でのエネルギー消費量の増加が進行する中、各種ポリマー製品を 再生可能なバイオマス原料から製造することは重要な課題であり、東レは、高分子化学、有機合成化学、バイオテクノロジーといったコア技術の融合により、本課題の解決に精力的に取り組んでいます。

 東レは、「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、バイオベースPET、バイオベースナイロン、ポリ乳酸(PLA)を含むバイオマス由来ポリマーの研究・開発、事業拡大を積極的に推進しています。また、バイオマス由来ポリマー事業の拡大は、中期経営課題 “プロジェクトAP-G 2013"で掲げる「グリーンイノベーション事業拡大(GR) プロジェクト」の中核を成す重要な取組みであり、今回の統合ブランドの展開により、これを更に加速して まいります。

 東レは今後も、「ケミストリーの力」を駆使して環境・資源・エネルギー問題にグローバルに取り組み、 持続可能な低炭素社会の実現に貢献していく所存です。

 なお、新しいブランド戦略に関する概要は下記の通りです。



1. 主旨
“ecodear®”を、東レが提供するバイオマス由来ポリマー素材および製品の統合ブランドと位置づけ、グローバルに展開し、強化・拡大を図ります。

2. “ecodear®”がカバーする事業領域・素材
事業領域:当社の基幹事業である繊維(原糸、原綿、テキスタイル)、樹脂、フィルム
素材:バイオベースPET、バイオベースナイロン、3GT(繊維)、ポリ乳酸(PLA)等

3. ブランド ロゴについて
ブランドを使用する場面や訴求内容に応じ、いくつかのパターンを使い分け、素材によっては既存の ブランドと併記することも想定しております。
 
展示会ブースなどで用いる表現例
<展示会ブースなどで用いる表現例>

4. 展開スタート
2013年度より 各展示会、宣伝・広告、繊維素材ラベルなどで展開予定。
 
以上