マレーシア事業40周年について

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2013.04.11

東レ株式会社

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺昭廣、以下「東レ」)のマレーシア共和国における事業が、40周年を迎えました。
 4月10日には、ペナンにおいて記念式典および記念展示会を開催いたしました。式典では、リム・グアンエン ペナン州知事、中村在マレーシア日本大使をはじめとするご来賓の方々を、弊社の会長、社長らがお迎えし、これまでの事業展開への感謝を伝えるとともに、今後の事業拡大および同国への貢献について申し述べました。来場者数は約500名となりました。

 また、マレーシアで事業を展開する各社、マレーシア東レグループは、同国での事業開始40周年に当たり、ペナンにあるUSM(マレーシア科学大学)に4百万リンギット(約1.1億円)を寄付することを決定しました。地域の文化、伝統、歴史、環境などを守り伝えていくためのこの施設の名称は「東レUSMナレッジトランスファーセンター(Toray USM Knowledge Transfer centre)」です。同大学キャンパス内に2015年までの完成を見込んでいます。
 USMはマレーシアのトップ校の一つで、各界に優秀な人材を輩出しています。このセンターを通して、これまでの地域の方々のご理解とご協力に感謝の意を表するとともに、教育、人材育成に貢献してまいりたいと考えております。

 マレーシアにおいて東レは、1970年代に繊維生産拠点を相次いで設立し、現在、ポリエステル短繊維のPenfibre(PFR)、ポリエステル/綿(T/C)混紡績・織布・染色・プリント加工のPenfabric(PAB)で、ファイバーからテキスタイルまでの一貫生産を行っています。1990年にABS樹脂のToray Plastics (Malaysia) (TPM)が設立され、1998年からPenfibre社ではポリエステルフィルムの製造を開始し、2002年にマレーシアでの事業統括会社Toray Industries (Malaysia) (TML)が設立されました。2004年にはPBT樹脂の合弁会社Toray BASF PBT Resin (TBPR)が誕生し、マレーシア東レグループは多様な事業を展開してまいりました。
 一方で、東レは1993年にマレーシア東レ科学振興財団(MTSF)を設立し、マレーシアでの科学技術振興に貢献してきました。科学技術は国家の発展に必須であり、MTSFは自然科学分野における様々なプロジェクトへの支援、表彰を行ってまいりました。

 東レグループは、2011年からスタートした中期経営課題“プロジェクトAP-G 2013"において、持続的に事業収益拡大を実現する企業グループへの転換を目指し、今後大きな経済成長が見込まれるアジアやその他地域の新興国の成長を取り込む「アジア・新興国事業拡大(AE)プロジェクト」に取り組んでいます。
 中でも急速に発展するアセアン地域とマレーシアと共に事業を拡大してまいります。既存の繊維、樹脂、フィルムに加え、医薬・医療、水処理などについても積極的に展開を進めます。
 
 

以上