クールビズ対応ビジネスウエア企画　「COOL AVENUE®(クールアベニュー®)」の展開について

東レ株式会社

東レ株式会社（本社：東京都中央区、社長：日覺昭廣以下「東レ」)は、昨年に続き、クールビズファッションに対応する商品企画「COOL AVENUE®(クールアベニュー®)」を、2013年春から百貨店などの店頭で本格的に展開していきます。

　「COOL AVENUE®」は、スポーツシーンでアスリートが着用する高機能性素材や、ファッション性と快適性を併せ持つ高感性・高快適性素材を、「クールビズ」ウェアとしてビジネスシャツやスラックスなどに展開し、暑い夏をより快適に過ごすための商品企画です。今春夏向けには、ジャケットや紳士用日傘にまでアイテムを広げ、本企画に賛同いただいたアパレル、メーカー5社(レナウン、フレックスジャパン、エミネント、双日インフィニティ、オーロラ)との取り組みを開始しました。当社素材を使用した各社商品を店頭で販売することで、2013年春夏向けの販売規模は20億円(上代換算ベース)を見込みます。また、本企画で展開する商品には「COOL AVENUE®」のタグ(下げ札)を支給するほか、雑誌やウェブ媒体を活用したプロモーションを企画するなど、広く消費者へ訴求していきます。

　2011年3月の東日本大震災以降、オフィスや家庭での新しい節電対応スタイルが提案され、2013年春夏シーズンでも、そのビジネススタイルは拡大、また定着していくと考えられます。店頭では多くのクールビズ商品が販売されておりますが、素材に立脚した機能性を体感できる商品はまだまだ少ないのが現状です。東レはスポーツ分野やファッション分野などで培ってきた先端技術を活用し、ビジネスシーンでも、より多くの消費者の皆様に快適な着心地を体感、実感していただける商品作りに取り組んでいます。

　今春夏向けにはさらに展開アイテムを増やし、また各アイテム毎に必要な機能性の強化を進めました。展開アイテムは、ビジネスシャツやビジネススタイルのポロシャツ、ジャケット、スラックスとビジネスマンのトータルコーディネートを網羅し、また今後の需要が期待できそうな男性用日傘まで広げました。それぞれのアイテムで、高通気性、吸汗・速乾性、消臭性、遮光・遮熱性、UVカットなど、夏の日差しをやわらげ、涼しく過ごせる機能を付与しました。さらにウォッシャブル性、洗濯後の乾燥性、ストレッチ性など日常の利便性にも配慮した機能を加え、快適性を追求した素材にこだわりました。同時にドライな肌触り、表面感やカラーなど、触感や視覚面にも考慮し、ファッション性も兼ね備えたビジネスアイテムとしての提案を目指しています。

　東レは長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020"において、繊維事業を「基幹事業」と位置づけています。東レは今後も、高機能・高付加価値素材の開発を推進し、お客様のニーズに応える新商品の提供と安定供給を実現してまいります。

　なお、今春夏向け商品企画「COOL AVENUE®」の詳細は下記の通りです。

記

Ⅰ. 企画名(ブランド名)：「COOL AVENUE[®]」

Ⅱ. コンセプト：
1. 様々なスポーツシーンでアスリートをサポートする高機能素材を採用
2. ファッション分野で特に高い快適性を付与した高感性・高快適性素材をビジネスウエア、服飾雑貨などへ展開することにより、節電下の暑い夏でも快適に過ごせる商品企画

Ⅲ. 企画内容：
1. 展開アイテムと訴求ポイント
(1)展開アイテム

①シャツ：ビジネスシャツ（長袖、半袖）、ビズポロシャツ（半袖）など
②スラックス：高通気性素材、吸汗・速乾性素材、撥水・防汚加工素材使用など
③ジャケット：吸汗・速乾性素材、撥水・防汚加工素材使用など
④日傘：紫外線遮蔽三層構造生地を使用した晴雨兼用タイプ

(2)高通気性、吸汗・速乾性、UVカット性に優れた素材使用により、暑熱環境下でも快適に過ごせる商品
(3)撥水・防汚加工、ウォッシャブル性、形態安定性、速乾性に優れ、日常使用に便利
(4)ストレッチ素材の使用や特殊裁断方法により動きやすさを工夫
(5)ドライな肌触りや表面感、カラーなど、触感や視覚面にも配慮

【「COOL AVENUE[®]」タグ(下げ札)】

以上