2.本事業の意義
本事業は、太陽光・風力発電に関する技術、製品、事業運営等に知見・実績を有する7社が共同で国内最大規模の太陽光発電事業(メガソーラー)及び風力発電事業を行います。今後、我国では、再生可能エネルギーの推進に向け、数多くのメガソーラー、風力発電の事業展開が想定されますが、発電システムや電力変換機器等について、更なる技術開発やコスト引下げ努力が必要となります。参加各社は、本事業を長期間運営する過程で生じる様々なノウハウや課題情報を共有するとともに、それぞれの知見を活かして課題解決に取り組み、再生可能エネルギーの推進に寄与する所存です。
また、参加各社は、中部電力株式会社と技術的な協力関係を維持し、国内最大級のメガソーラーならではの新たな技術的知見の習得を進めていきます。
3.恵まれた立地条件及び関係者の協力
今回の建設地は、日照時間・平均風速ともに国内最高水準であり、太陽光・風力ともに高効率での発電が期待できる、非常に恵まれた立地です。
また、本プロジェクトは、愛知県及び田原市の新エネルギー推進施策に合致しており、愛知県から「新あいち創造研究開発補助金」を、田原市から「企業立地奨励金」の補助を得るなど、県・市当局からも支援をいただいています。今後も、県・市当局や地域社会と協力し、新エネルギー推進に貢献していきたいと考えています。
また、本事業に必要な資金は、株式会社日本政策投資銀行を中心とするシンジケート・ローンによる融資を受ける予定です。
4.発電量・環境への貢献
・太陽光及び風力発電合計の発電量:約67,500MWh/年
(田原市総世帯の約9割に当たる約19,000世帯の使用電力量に相当)
・二酸化炭素削減量:約32,000t-CO2/年
(約230万本の杉の木の二酸化炭素吸収量に相当)