東レインターナショナル株式会社(本社:東京都中央区、社長:本地 宏、以下「東レインターナショナル」)はこのたび、トルコ共和国において同国及びその周辺国のマーケット開拓のため、駐在員事務所をイスタンブール市に開設し、営業を開始いたしました。
トルコ共和国は、推計で人口約7,400万人の規模を誇り、その半数が29歳以下の若年層で占められています。経済面においては、過去8年間の実質GDPが年平均約5%と、着実に成長を遂げています。また、主要民間産業は自動車、家電、繊維、農業等であり、今後も広く成長が期待されております。地勢的にはアジアと欧州の中間に位置し、東欧、中東、中央アジア、北アフリカへのアクセスにも優れています。
東レインターナショナルは、トルコ・イスタンブール事務所の開設を機に、顧客ニーズへの迅速な対応や現地企業との連携など、現地拠点を活用した取り組みにより、当社の既存事業である産業資材繊維、テキスタイル、印写材料等の拡大推進、基盤強化を図ってまいります。
また、同国および周辺諸国の生産基盤を活用したサプライチェーンの構築など、新規ビジネスへの取り組みを加速させ、事業拡大を推進していく所存です。
東レグループは、2011年からスタートした中期経営課題“プロジェクトAP-G 2013”において、持続的に事業収益拡大を実現する企業グループへの転換を目指し、「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」、「アジア・新興国事業拡大(AE)プロジェクト」及び「トータルコスト競争力強化(TC-Ⅱ)プロジェクト」にそれぞれ取り組んでいます。
今回の取り組みは、今後大きな経済成長が見込まれるアジアやその他地域の新興国の成長を取り込むAEプロジェクトの基本戦略の一環として、東レグループの商事会社である東レインターナショナルが推進するものです。
東レインターナショナルは、今後も著しい成長が見込まれる新興国市場への積極的事業展開を推し進め、東レグループのグローバル事業拡大を牽引していく所存です。