東京証券取引所グループの「ESG」銘柄に選定

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2012.07.17

東レ株式会社

東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺昭廣、以下「東レ」)はこのたび、東京証券取引所グループが公表した「ESG」に優れた銘柄に選定されました。
 「ESG」銘柄は、東京証券取引所グループが、環境や社会と調和した成長力のある企業や、高い技術力のある企業を選び出し、国内外の投資家に向けて今回初めて公表したものです。東証市場第一部銘柄を対象に、TOPIX17業種毎にESGスコアの高い銘柄を、大型株と中小型株からそれぞれ抽出し、ROE(自己資本当期純利益率)が業種平均以上かつ最も高い銘柄をスクリーニングして、東レを含む15社が選定されました。
 今回の選定において東レは、地球環境問題などの解決に資する製品や技術の拡大をめざし、高品質な水処理膜や炭素繊維、太陽電池・燃料電池部材等を開発・提供していること、また人材育成の面では、早くから女性活用に取り組み、女性役職者数が毎年増加している点などが高く評価されました。
 なお、東京証券取引所グループは、日本経済応援プロジェクト「+YOU(プラス・ユー) ~ 一人ひとりがニッポン経済」の一環で、「新たな投資家層の拡大」のアクションの一つとして、特定のテーマや指標をベースにした「テーマ銘柄」を抽出・公表していくことにしており、今回はその第一回目となります。

 ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治:ガバナンス)のことです。これまで、欧州の年金基金などが投資先を決める際に用いてきた指標で、環境や社会問題の解消につながる取り組みやコーポレートガバナンス(企業統治)に優れた企業を評価する特徴があります。また、技術力の高い優良な企業も選出されます。企業がESGの課題に適切に配慮・対応すること、また同時に投資家が、そうした企業の取り組みを評価して投資を行うことが、地球環境問題や社会的な課題の解決・改善、さらに資本市場の健全な育成・発展につながり、持続可能な社会の形勢に寄与すると考えられています。

 東レは「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、長期経営ビジョン“AP-Growth TORAY 2020”において、今後ますますニーズが高まる地球環境問題や資源・エネルギー問題に対するソリューションとなる製品や技術を提供するグリーンイノベーション事業を推進しています。
 今回の選定を機に、さらにグリーンイノベーション事業を注力・拡大させるとともに、創業以来掲げる「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の企業理念のもと、今後もCSRの精神を徹底し、社会的責任と社会貢献を果たす企業グループとしてグローバルに発展してまいります。

以上