廃棄物削減への取り組み
東レグループでは、持続可能な循環型社会の形成に向けて、資源を有効に活用しています。廃棄物削減のパフォーマンスを改善する機会を特定するため、廃棄物量を含む環境データを集約・分析し、処分先などの適切性を確認するための内部監査を実施しています。
2023年度から2025年度を対象とした「CSRロードマップ 2025」では、これらのデータを参考に、廃棄物リサイクル率※1をKPIに設定して取り組んでいます。特にリサイクル率の低い管理対象会社や工場に対しては、集中的に削減を図り、進捗状況をフォローしています。
また、東レ(株)の各工場では、ISO14001に基づく環境マネジメントの一環として、廃棄物の削減および発生抑制を目標に掲げ、目標達成に向けて、廃棄物の分別・減容化や有価物化、従業員への教育など、さまざまな取り組みを進めています。
- ※1 廃棄物リサイクル率 : (再資源化物+有価物)/(総廃棄物+有価物)
廃棄物リサイクル率
- ■報告対象範囲
- 東レグループ
- ■目標
- 2024年度 / 87%以上
2024年度の東レグループにおけるリサイクル率は87.3%となり、前年度比で0.3ポイント改善しました。これは、管理対象会社において汚泥乾燥設備などの減容化装置の安定稼働を推進したことや、各拠点での再資源化・有価物化が進んだことによるものです。これにより、「CSRロードマップ 2025」の目標である87%以上を達成しました。
今後も、CSRロードマップで掲げたKPI達成に向けて、リサイクル率が低い会社を管理対象会社に設定し、廃棄物の削減や再利用(有価物化など)を推進し、さらなる削減に取り組んでいきます。
リサイクル率の推移(東レグループ)
「CSRロードマップ 2025」におけるCSRガイドライン3「安全・防災・環境保全」の主な取り組みはこちらをご覧ください。