CSR活動報告(各CSRガイドラインの活動報告) - 安全・防災・環境保全

環境会計

2022年度実績(東レ(株))

東レ(株)は1999年度から環境会計を導入し、その投資・費用効果を算出しています。
2022年度の投資額は14.9億円となり、大規模な環境対策投資が前年度と比べて減少したことから前年度比3.3億円減となりました。一方、費用は燃料価格の高騰などにより92.6億円、前年度比25.1億円増となりました。

東レ(株)の2022年度環境会計

コスト
項目 小区分・内容 投資額
(百万円)
費用
(百万円)
事業エリア内コスト 公害防止コスト 大気(フロン対策含む) 148 4,286
水質 565 2,395
騒音・振動 33 12
緑化 0 230
悪臭・その他 51 149
地球環境保全
コスト
省エネルギー、
地球温暖化防止
57 38
資源循環コスト 産業廃棄物削減、再資源化、
処分、PCB廃棄物処分
75 1,296
上・下流コスト 製品リサイクル 561 92
容器包装リサイクル 0 0
管理活動コスト 間接労務費、ISO認証取得・維持、環境広報、環境教育 0 551
社会活動コスト 地域活動、団体支援など 0 55
環境損傷対応コスト SOx賦課金、土壌浄化ほか 0 159
合計 1,489 9,262
効果
項目 金額(百万円)
経済
効果
エネルギー費用の削減効果 38
廃棄物処分費用の削減効果 62
資源循環に係る有価物の売却額(屑品の売却額) 776
物量
効果
温室効果ガス排出量削減効果 2千トン-CO2
東レ(株)の環境設備投資と環境保全費用
東レ(株)の環境設備投資と環境保全費用

安全・衛生・防災・環境関係の設備投資(東レグループ)

東レグループでは、安全・衛生・防災・環境に関する設備投資額も集計・公表しています。安全関係では設備の本質安全化などの対策を引き続き推進しています。環境関係では、排ガス・排水処理設備の増強、計器の増設による排水管理強化などによる環境保全対策を行いました。

2022年度の東レグループにおける
安全・衛生・防災・環境・省エネルギー関係の設備投資額
2022年度の東レグループにおける安全・衛生・防災・環境・省エネルギー関係の設備投資額

東レ(株)の環境会計の集計方法について

  • 環境省ガイドライン(2005年度版)を参考に、一部集計区分を変更して集計しています。
  • 効果については確実な根拠に基づいて算出されるものに限って算出しており、いわゆる見なし効果については、算出していません。
  • 設備投資には、環境を主目的としていない投資案件に含まれる設備投資を含みます。また、リースによる設備投資額を含みます。費用には、労務費、減価償却費を含みます。ただし、地域のボランティア活動に関する社内労務費などは含みません。
  • エネルギー費用の削減効果 : 省エネルギー対策設備の完成後12カ月間にわたるエネルギー費用の削減効果を計上しています。また、費用については効果を算出する際にあらかじめ差し引いているため、記載していません。
  • 廃棄物処分費用の削減効果 : 廃棄物削減活動や再資源化を進めることにより削減できた廃棄物処分費用を対策実施後12カ月間にわたって効果として計上しています。
  • 温室効果ガス排出量の削減効果: 省エネルギー対策設備の完成後12カ月間にわたる温室効果ガス排出量の削減効果を計上しています。