CSR活動報告(各CSRガイドラインの活動報告) - 安全・防災・環境保全

大気汚染・水質汚染防止の取り組み

東レグループでは、製造工場における環境保全対策に継続的に取り組んでおり、今後も脱硫装置の設置や燃料転換によるSOx(硫黄酸化物)削減、排水処理設備の安定運転・増強などを通じたBOD(生物化学的酸素要求量)・COD(化学的酸素要求量)の低減などに努めていきます。

大気管理(2022年度実績)

東レグループのSOx、NOx(窒素酸化物)、ばいじんの排出量は、659トン、2,937トン、522トンとなり、前年度比でSOxは51%減、NOxは9%増、ばいじんは66%増となりました。SOxは海外関係会社での石炭ボイラー縮小化などにより前年度比で減少しましたが、その他については、新型コロナウイルス感染拡大の影響からの回復に伴う生産量の増加により、前年度比で排出量が増加しました。

大気への排出量(SOx)
大気への排出量(SOx)
大気への排出量(NOx)
大気への排出量(NOx)
大気への排出量(ばいじん)
大気への排出量(ばいじん)

水質管理(2022年度実績)

東レグループでは、工場排水の水質について、関係のある国や地域のBODやCOD、窒素などに関するレギュレーションを把握し、遵守しています。また、排水負荷量の多い工場では活性汚泥処理などの排水処理設備を設置して排水負荷を低減させており、日々の設備運転管理や定期的な水質自主検査により常にレギュレーションを遵守することを心がけています。

東レグループでのBOD排出量は651トン(前年度比1%減)、COD排出量は、2,896トン(前年度比35%増)でした。排水処理工程の安定化などに努めてBODは前年並みとなりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響からの回復による生産量増加や新工場の稼働の影響を受けてCODの排出量が増加しました。
今後は、東レ(株)から関係会社への技術的支援をより強化し、排水負荷のさらなる削減に努めます。

水域への排出量(BOD)
水域への排出量(BOD)
水域への排出量(COD)
水域への排出量(COD)

また、各製造拠点の排水管理レベルをさらに高めるため、排水担当者を対象とした定例の排水管理情報交流会を開催しました(2022年度参加人数は東レ(株)工場:37人、国内関係会社:27人)。