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CSR活動報告(各CSRガイドラインの活動報告) - 安全・防災・環境保全
環境リスクマネジメント
環境事故件数
- ■報告対象範囲
- 東レグループ
- ■目標値
- 2023年度 / 0件
実績値(2023年度)
4件
2023年度の環境についての法令遵守状況および事故など
2023年度は、東レグループ内で4件の環境事故(軽微なものを含む)が発生しました。
これらの事故は、排水の水質が行政基準値や協定値を超過したものや薬液が地面に漏洩したものでした。迅速に行政へ連絡の上、社内規定に基づいた分析調査や周辺状況確認などを行い、環境への影響は極めて軽微であることを確認しました。
事故原因は、バルブ操作を誤ったことで薬液が排水ラインに混入したことや、防液堤ピットの劣化により薬液の一部が地面に漏洩したことなどでした。そのため、再発防止に向けて排水ラインの改造や防液堤の補修などを東レグループ全体で実施し、工場内における排水の管理強化を徹底してまいります。
なお、騒音に関する近隣からの苦情が3件ありましたが、真摯に受け止め、改善しました。
2023年度環境関係事故などの発生状況(東レグループ)
法令・条例などの違反による行政処分※1
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0件 |
---|---|
事故など(環境事故など)※2
|
0件 |
軽微かつ一時的な基準値などの超過※3
|
4件 |
苦情・要望(騒音・臭気など) | 3件 |
環境に関するアセスメント
東レ(株)では、新製品を上市する前に「製品安全性審査」を実施しています。同審査において、環境に関するアセスメントとして所定のチェックリストを用いて、新製品の「原料調達」、「製造」、「流通・包装」、「使用」、「再資源化・廃棄」の各段階での対応内容を、環境保安部が確認、評価しています。
<評価項目(抜粋)>
- グリーン調達ガイドライン(禁止物質は含有していないことなど)を遵守しているか
- 生物多様性に関して、操業時に規制対象物質の基準値を超える排出が無いかどうか
- 工程内リサイクルの推進、廃熱・未利用エネルギーの有効利用ができているか
- 製品使用時における排出ガス量、騒音発生などの低減ができているか
- 焼却時における有害ガスの発生防止、埋立時における有害物質の溶出防止などの環境負荷低減が図られているか
土壌・地下水汚染防止対策
東レグループは、危険・有害薬品を周囲に流出させたり、土壌中に浸透させたりしないために、取り扱い設備やタンクの周囲に防液堤を設け、拡散防止対策を行っています。また、2023年度はこれまで同様、東レ・モノフィラメント(株)における地下水汚染(『環境報告書2002』参照)、東レ(株)名古屋事業場における土壌汚染(『CSRレポート2005』参照)に対し、浄化井戸を用いた浄化作業を実施しました。今後もこの浄化作業と自主的な土壌・地下水汚染調査を継続します。
「CSRロードマップ 2025」におけるCSRガイドライン3「安全・防災・環境保全」の主な取り組みはこちらをご覧ください。