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環境リスクマネジメント
環境についての法令遵守状況および事故など
環境事故件数
- ■報告対象範囲
- 東レグループ
- ■目標
- 2024年度 / 0件
実績(2024年度)
6件
2024年度は、東レグループ内で軽微なものを含めて6件の環境事故が発生しました。これらの事故は、排水の水質が行政基準値や協定値を超過したケースや、薬液が地面に漏洩したケースでした。
事故発生後は、迅速に行政へ連絡を行い、社内規定に基づいた処置対応を実施しました。併せて、分析調査や周辺状況の確認などを行い、環境への影響が極めて軽微であることを確認しました。
事故の原因は、排水処理設備の管理が不十分であったことや、薬液の影響による配管の腐食を想定できていなかったことにあります。そのため、再発防止に向けて排水処理設備の異常処置手順の再確認や、薬液配管の腐食状況の確認を東レグループ全体で実施し、工場内における排水管理の強化を徹底していきます。
なお、騒音に関しては近隣からの苦情が2件ありましたが、真摯に受け止め改善対応を行いました。
2024年度の環境関係事故などの発生状況(東レグループ)
法令・条例などの違反による行政処分
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0件 |
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事故など(環境事故など)
|
3件 |
軽微かつ一時的な基準値などの超過
|
3件 |
苦情・要望(騒音・臭気など) | 2件 |
環境に関するアセスメント
東レ(株)では、新製品を上市する前に製品安全性審査を実施しています。この審査では、環境に関するアセスメントとして所定のチェックリストを用い、新製品の原料調達、製造、流通・包装、使用、再資源化・廃棄の各段階における対応内容について、環境保安部が確認・評価を行っています。
評価項目(抜粋)
- グリーン調達ガイドライン(禁止物質は含有していないことなど)を遵守しているか
- 生物多様性に関して、操業時に規制対象物質の基準値を超える排出が無いかどうか
- 工程内リサイクルの推進、廃熱・未利用エネルギーの有効利用ができているか
- 製品使用時における排出ガス量、騒音発生などの低減ができているか
- 焼却時における有害ガスの発生防止、埋め立て時における有害物質の溶出防止などの環境負荷低減が図られているか
土壌・地下水汚染防止対策
東レグループでは、危険・有害薬品が周囲に流出したり、土壌中に浸透したりすることを防ぐため、取り扱い設備やタンクの周囲に防液堤を設置し、拡散防止対策を講じています。
また、2024年度もこれまでと同様に、東レ・モノフィラメント(株)における地下水汚染(『環境報告書2002』参照)、東レ(株)名古屋事業場における土壌汚染(『CSRレポート2005』参照)に対して、浄化井戸を用いた浄化作業を実施しました。今後も、この浄化作業と自主的な土壌・地下水汚染調査を継続します。
「CSRロードマップ 2025」におけるCSRガイドライン3「安全・防災・環境保全」の主な取り組みはこちらをご覧ください。