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社員とのコミュニケーション
インナーブランディング
2026年の創立100周年に向け、2023年度から「挑戦を生み出す機会と機運づくり」を掲げ、社員が業務の中で「新たな価値の創造」を意識できるような仕掛けや社員と社長との対話の場の創出による自由闊達な風土の醸成を目指した活動を実施しています。2024年度も引き続きこれらの取り組みを継続しています。
1. 「リアルトーク~みんなの声~」
経営陣と社員の双方向のオープンなコミュニケーションの機会の場として、動画ライブ配信「リアルトーク~みんなの声~」を2023年1月から実施しています。2024年度は、工場での開催も含めて、合計3回開催しました。参加者数は1,156名(第9回)、486名(第10回)、1,247名(第11回)と、就業時間中の開催だった第10回を除き各回1,000人超となり、参加者の満足度はいずれの回も90%を超えています。
2. 「はじめの一歩賞」
社員一人ひとりの「挑戦」を促す施策として、2023年度に「はじめの一歩賞」を初めて実施しました。規模の大小や成果の有無、成功・失敗を問わない「挑戦」事例を、自薦・他薦のどちらでも応募可とし、応募にあたっては上司の承認不要として募集しました。すべての社員が応募事例に触れることができるよう工夫をした上で社員投票を行い、票数の多い上位案件を「東レ社員フォーラム」の場で表彰します。第2回となる2024年度の応募数は134件、社員投票数は9,483件と、前回に続き社員の関心の高さが感じられ、共感の形成につながりました。
この取り組みは、2025年度以降も継続して実施する予定です。
3. 「東レ社員フォーラム」
「東レ理念」を基本とした考えや行動のベストプラクティスを全社員で共有し、東レのDNAを体感することで、会社としての一体感を醸成することを目的として「東レ社員フォーラム」を2023年12月に初めて開催しました。「みんなで挑戦を考えよう」というテーマのもと、(株)ユニクロの柳井会長と東レ(株)の大矢社長との対談や「はじめの一歩賞」の表彰などを企画しました。第2回は2024年11月に「東レらしい、いい仕事を考えよう」とのテーマで、東レ(株)の本社、各事業(工)場の全16拠点と全支店をオンラインで接続し、リアルタイムで3,244名が参加しました。参加者の満足度は90%、次回実施希望度は92%となり、社員からの関心が高い取り組みとなりました。
今後も開拓者精神溢れる自由闊達な組織風土の醸成を目指し、社員が誇れる企業であるように、さまざまなインナーブランディング施策を実施していきます。
なお、2025年度は11月の開催を予定しています。
第10回リアルトーク特別編(東レブランドムービー上映会・スペシャルトーク)
第11回リアルトークの様子(13人の工場長)
「はじめの一歩賞」受賞者と日覺会長(中列中央左)、大矢社長(中列中央右)
「東レ社員フォーラム」本社会場とオンラインでつないだ拠点の様子
「決算説明懇談会」の開催
東レ(株)では、社員向けに、社長をはじめとする役員が出席する「決算説明懇談会」を、各事業(工)場で半年に1回開催しています。質疑応答では、事前に募集した質問のほか、当日飛び入りの質問も受け付け、社長および各役員が回答します。社員が経営層の生の声を聞き、対話する良い機会となっています。
東京本社での決算説明懇談会
大矢社長をはじめとする経営陣が出席した滋賀事業場での決算説明懇談会
社内報、イントラネットでの情報発信
東レグループでは、冊子の社内報やイントラネットなどさまざまな社内媒体を活用し、会社の経営方針や課題を浸透させるとともに、グループ社員の「東レブランド」への共感や帰属意識の向上につながるコミュニケーション活動を実施しています。すべての媒体に社長からのメッセージを掲載しているほか、冊子の社内報は和文版・英文版を作成し、経営・事業トピックスやプロジェクトの解説などの情報共有化と理解促進、グループ社員のエンゲージメント向上に努めています。
また、国内外関係会社を含めた東レグループ向けのイントラネット「TORAYNAVI」(和英)を開設し、グループ間でのタイムリーな情報共有を図っています。
2024年度は、「挑戦を生み出す機会と機運づくり」として実施した「リアルトーク~みんなの声~」「はじめの一歩賞」「東レ社員フォーラム」などについて社内報でも紹介し、イントラネットで動画配信するなど連動した情報発信を行いました。
東レグループ社内報発行部数
出版物 | 発行部数 | 発行頻度 |
---|---|---|
ぴいぷる(和文社内報) | 約16,000部/回 | 隔月、年6回 |
PEOPLE(英文社内報) | 約3,000部/回 | 季刊、年4回 |
東レマネジメント(社外秘・管理職層対象) | 約7,000部/回 | 年4回 |
各職場におけるCSR活動の推進
東レグループのCSR活動は、現場での実践を重視した全員参加型「CSRライン活動」を特徴としています。各職場がそれぞれの実情に応じて、職場におけるCSRの課題について話し込みを行うなど、継続的に取り組んでいます。
関連情報
CSRに関する社内意見交換の推進、意識浸透
社内意見交換の面談実施進捗率
- ■報告対象範囲
- 東レグループ
- ■目標
- 2024年度 / (2巡目)30%
実績(2024年度)
20%
東北大学教授で日経ESG シニアエディターの藤田香氏を講師に招いて開催した2024年度のウェブセミナー
東レグループでは、さまざまな機会を通じてグループ全体でのCSRの意識浸透を進めています。
2019年度より東レ(株)CSR推進室が社内各部署および全ての国内外関係会社を対象として意見交換会を実施し、各職場におけるCSRの理解促進と取り組み状況の把握に努めてきました。この取り組みは2025年4月よりサステナブル経営推進室に移管され、より一層の推進体制を強化しました。
2024年度末時点での社内意見交換の面談実施進捗率は、目標としていた2巡目30%に対し20%となりました。2025年度も引き続き意見交換会を実施し、各職場のCSR活動の現状や課題の把握に努め、東レグループのCSR推進活動に活かしています。
また、社員が各職場でのCSR活動の必要性をより分かりやすく理解できるように、さまざまな社内刊行物(「ぴいぷる」、「東レマネジメント」、「CSRニュースレター」など)で情報発信を行っています。さらに、CSRの基本的な内容を盛り込んだeラーニングや、CSRの各種課題への理解や意識啓発を目的としたウェブセミナーなども実施しています。これらの教育や支援を通じて、東レグループ全体でのCSRに対する理解と意識の定着を継続的に進めています。
CSRウェブセミナーの実施状況
開催年度 | テーマ |
---|---|
2021 | 河川/海洋ごみ問題から考える地球環境 |
2022 | 「サーキュラーエコノミー」って、なに? |
2023 | 「CSR調達」って、なに? |
2024 | 企業の未来を支えるネイチャーポジティブとTNFD |
社内コミュニケーションの促進活動
労使共催で新入社員歓迎会を開催(東レ(株)瀬田工場)
マジックショーや抽選会などイベント盛りだくさんな秋まつりを開催(東レ(株)愛媛工場)
全8チーム、約50人の所員が参加したモルック大会(東レ(株)基礎研究センター(鎌倉))
創立10周年記念イベントを開催(Toray Kusumgar Advanced Textile Private Limited(インド))
社員の家族とのコミュニケーション
東レグループでは、社員の家族に東レのことを知っていただくことを目的に、社員とその家族を対象とした職場見学会を開催しています。また、家族との絆を深めることなどを目的としたファミリーデーも開催しています。
ファミリー職場見学会での理科実験教室(東レ(株)土浦工場)
バーベキューイベントを5年ぶりに開催(東レ(株)那須工場)
初の静岡事業場でのファミリーデー、ファクトリーツアーで透析装置を観察(東レ・メディカル(株))
アラバマ州ディケーターにある2社で合同ピクニックを開催(Toray Fluorofibers (America), Inc.、Toray Composite Materials America, Inc.)
「CSRロードマップ 2025」におけるCSRガイドライン6「コミュニケーション」の主な取り組みはこちらをご覧ください。