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水資源管理の取り組み
東レグループは、水資源に関して以下の方針に基づき、水処理事業を通じて世界各地の課題解決に取り組んでいます。また、事業活動においても、循環再利用などによる用水の有効活用と適切な管理に努めています。
- 東レグループは、水は人間にとって最重要資源のひとつであること、世界の多くの地域で人々が水資源にかかわる問題を抱えていることを認識しています。
- 東レグループは、製品・技術およびサービスを通じて世界の水資源問題の解決に貢献しています。
- 東レグループは、地域の水資源の状況を常に注視・把握し、貴重な水資源を地域社会と分かち合い過剰な取水を避けるなどの適切な水資源管理を実施しています。
さらに、こうした取り組みを進めるにあたり、水リスクの評価を行い、その結果に基づく対策を講じています。また、社員の水に関する意識向上を目的とした教育・啓発活動にも取り組んでいます。
用水管理
東レグループでは、事業活動における用水使用量の効率化を重要な課題としています。その指標として、用水使用量売上収益原単位の削減率を目標として設定し、継続的な改善を進めています。
2025年度の用水使用量売上収益原単位については、用水使用量は減少したものの、売上収益の減少により原単位の改善が進まず、目標には至りませんでした。今後は、製造工程における冷却水や排水の再利用など、用水使用の効率化に向けた取り組みを継続し、目標達成に向けた活動を推進していきます。
用水使用量売上収益原単位の削減率
目標
2013年度比※1
40%
(2025年度)
実績
37.2%
売上収益原単位指数:62.8ポイント
参考
東レグループの用水使用量:204百万トン(前年度比約4.5百万トン減少)
2025年度・東レグループ
- ※1 基準年度である2013年度の値は、2014年度以降に東レグループに加わった会社分を含めて算出しています。
用水量売上高・売上収益原単位※2指数(東レグループ)
| 年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 用水量売上高・ 売上収益 原単位指数 |
77.1 | 82.4 | 71.7 | 68.1 | 64.7 | 62.2 | 62.8 |
(2013年度を100とした指数)
- ※2 2019年度までは日本会計基準を採用していたため売上高原単位、2020年度より国際会計基準(IFRS)を採用したため売上収益原単位。
生産活動における取り組み
冷却水の循環利用に活用される石川工場の開放型冷却塔東レグループは、サステナビリティ目標において、2030年度の用水原単位削減目標を設定しています。水ストレスなどの影響を踏まえ、製造プロセスの改善、節水活動、再生水の活用を通じて、水資源の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進しています。
また、自社工場からの排水については、各地域の規制を遵守し、CODなどの水質を常に確認したうえで公共用水域へ排出しています。
東レ(株)石川工場では、工業用水を用いた生産活動において、水資源の有効利用を推進しています。生産工程で使用する冷房用の冷水(360トン/時)および冷却に用いる冷凍機の冷却水(500トン/時)は、いずれも工業用水を原水としており、循環利用しています。
冷水は完全に循環させて使用し、冷却水についても開放型冷却塔を活用して循環利用し、蒸発による損失分のみを補給する仕組みとしています。
これにより、工業用水の使用量削減と水資源のリサイクルを両立しています。
東レRO膜を使用した東麗酒伊織染(南通)有限公司での染色排水の再利用海外関係会社では、廃水や冷却水などのリサイクルを通じて、新たな外部取水の削減に努めています。中国・南通市の東麗酒伊織染(南通)有限公司では、織機に使用する水を全量リサイクルしています。さらに、染色工程で発生する排水は、東レのRO膜を用いた水処理技術により、一日あたり約1,300トンを浄化し再利用しています。